(撮影・鶴崎燃さん)
元プロボクサーで俳優の赤井英和さんと対談してきた。
赤井さんとは、不思議なご縁があり、ずっとお会いしたかった。
ようやく願いが叶い、昨日、成城学園のご自宅にお邪魔した。
赤井さんは、御機嫌だった。
それもそのはず、長男の英五郎さんが、
全日本アマチュアボクシング選手権の出場権を獲得したばかり。
「アマ日本一になる可能性は?」と問うと、「ありますよ」と言い切っていた。
贔屓目に見なくても、素質があるという。
20歳のとき、ボクシングをやると言われたときは嬉しかったと目尻が下がる。
4年後、東京オリンピック出場を目指している。
父の果たせなかった五輪の夢が叶うかもしれない。
ボクの田舎は、兵庫県丹波市春日町黒井だ。
黒井のシンボル、城山には、かつて保月城があった。
戦国時代の城主は、赤井悪右衛門直正。
郷土史に詳しい父から、何度も何度もその名を聞かされていた。
赤井さんの先祖にあたると聞いて、赤井さんに会いたかったのだ。
直正は、13度戦い、1度も負けていない。明智光秀も退けた。
赤井さんも12戦連続KO勝ちしている。ご先祖の血が流れているからか!?
(丹波市春日町黒井 城山)
お父さん、お母さんのこと、
人生を変えた阪本順治監督との出会いのこと、
名トレーナー、エディ・タウンゼントのこと、いろんなことを聞いた。
どんな質問にも、真摯に丁寧な口調で答えてくれる。はぐらかさない。
つくづく大真面目な人なのだと感じた。
台本も、何度も読み返し、ほかの人のセリフも全部覚え、
自分のセリフの言い回しを考える。
無骨だが、一生懸命に取り組む姿に惹かれる。
対談は、清流12月号に掲載予定。