いやはや楽しかった。
『築地ボンマルシェ』でのことば磨き２日目。
若いスタッフたちとも、すっかり打ち解け、いいムード。
笑い声が出る回数も増えてきた。
きょうは、インタビューワーク。
ムラカミに聞くテーマは、みんなで「今まで行ったところ」と決めた。
４７都道府県すべて行った経験のあるムラカミの引き出しを、
どうやって開けるのか・・・。
「ボクは、大阪出身だけど、大阪のどこが好き？」
「魚が好きということだが、どこの魚がおいしい？」
「東北に行きたいのだが、お勧めの場所は？」
「山派か海派か、どちら？」
「いろんなところに行っていて、辛かったことは？」
みんなあの手この手で聞いてきた。
みんな一生懸命聞いてくれた。
ボクも一生懸命答えた。
スタッフの一人が、こんな告白をしてくれた。
何をやってもうまくいかない。自信がもてなかった。
店を変わった。新しい店に前の店の常連客が来てくれた。
そんな自分に、常連客が「君はがんばっているよ」と声をかけてくれた。
号泣した。みんなも神妙に聞いていた。
なにげないことばにも、ものすごい力が秘められている。
自分自身はかけがえのない存在。
自分で自分を「ダメ」と決めつけず、自分が喜ぶことばを自分にかけてほしい。
２日間でのべ３時間のつもりが５時間。
業務の合間を縫って参加したり、休日なのに出てきてくれたりした。
終わって片づけをしていると、か細い声が変化した女の子が近づいてきた。
「休み返上で来てよかったです。この２日間で自分が変われそうです。
また話の続きしたいです」
今度は、食事に行くね。
(若いエネルギーに囲まれて）
（２０歳のインタビュー受ける６３歳）
（２日目は、笑い声に包まれた）