きょうは、戸塚区民文化センターで開かれた合唱イベントに招かれた。
作詞者としてである。
作曲の長森かおるさんも一緒に招かれた。
女声合唱団コーロ・ルーネスの歌う「ひらがなの生き方」を、客席で聴いた。
自分で書いた詩なのに、自分の手を離れて、自由に飛び回っているようだ。
ひらがなたちも喜んでいる。
しかし、縁が縁を呼び、ここにいる。
ソプラノ歌手、宗田舞子さんをラジオのゲストにお呼びしたことで、
舞子さんの母の裕美子さんと繋がった。
恵比寿のトークライブのご常連として、夫婦で足を運んでくださることから、
宗田宗明さんとも繋がった。67歳だが万年青年のおもむきがある。
舞子さんも5年のアメリカ滞在を終え、きょうは母の応援に来ていた。
裕美子さんが、コーロ・ルーネスの一員で、
「ひらがなの生き方」を歌いたいと熱望してくださったのだ。
作曲の長森かおるさんは、ラジオの熱心なリスナーであった。
無言館のイベントで司会と朗読の依頼を受けて繋がった。
川崎ことば磨き塾の幹事もしていただいた。
「ひらがなの生き方」の詩を見せたら、
気に入ってもらい作曲を手掛けていただいた。
ボクがNHKラジオを担当していなければ、
ボクがNHKを辞めていなければ、決して繋がることのない縁。
ボクが「ひらがなの生き方」を作詞しなければ、この縁は結びつかない。
縁の不思議を噛み締めながら、客席にいたら、
作詞者作曲者として紹介され、いささか晴れがましい思いをした。
おかげさまで詩も曲も好評で、楽譜の引き合いも多い。
縁が縁を呼び、ひらがなの生き方が広まっていくと嬉しい。
(右端が長森かおるさん)