NHK朝ドラ『あさが来た」が終わり気が抜けていたら、
スピンオフドラマが放送されるというので、喜んで見た。
スピンオフとは、副産物という意味だそうだ。
「思わぬめっけもの」ということになろうか・・・。
主人公は、加野屋で中番頭を務める亀助(三宅弘城)。
加野銀行の開業にむけて、加野屋の面々は準備に追われていた。
そんな中、亀助には、気になっていることがあった。
それは、妻であるふゆ(清原果耶)との結婚を、
ふゆの父・日野彦三郎(上杉祥三)に許してもらっていないことだった。
亀助は、美和(野々すみ花)のレストランで、
雁助(山内圭哉)に、ふゆの父を演じてもらい、思いを伝える練習をする。
すると、たまたま店にいたサツキ(ともさかりえ)が練習とは気付かず、
仲裁に割って入ってきてしまう。
サツキは、夫とうまくいっておらず、
家出して美和に話を聞いてもらっているところで、他人事ではなかったのだ。
サツキの相談に乗っていると、彦三郎が現れる。
サツキと亀助の関係を勘違いした彦三郎が、怒り出す・・・。
亀助と雁助の漫才、亀助と彦三郎の漫才を聞いているようで、
十分楽しめたが、大事なこともさりげなく伝えていた。
亀助は、何かにつけて「すんまへん」というのが口癖になっている。
父へに手紙にも「すんまへん」ばかりが書かれていて、余計に逆なでした。
「すんまへん」と言われると、
「相手にすんまへんと言われるようなことをしたか」と気が悪くなる。
それより何かにつけて「おおきに」と言われたほうが嬉しい。
「忙しいところ来てもろてすんまへん」→
「忙しいところ来てもろておおきに」
「~してもろてすんまへん」→
「~してもろておおきに」
標準語にしても同じことだ。
「すみません」というより「有難う」のほうが言われたほうは嬉しい。
ドラマを見ながら、思わぬスピンオフがあった。