この3月で東大を定年退官された矢作直樹さんが、
退官後、初となる本を出された。
たまたま書店で見かけ、さっそく購入した。
矢作さんの本は、いつも絶好のタイミングで出会う。
たまたまではないのだろう・・・
いざというときには、天が必ずヒントをくれる。
だから、あくせくせず、すべてに感謝しながら、自分磨きを怠らず、
いつでも「変われる力」を身につけておくことだと、矢作さんは言う。
本の中から、印象に残ったことばのいくつかを紹介する。
・好き嫌いの線引きは、相手の「部分」に着目した感情。
「部分」だけに惑わされない。
・どんな不快な状況にも学びがある。
どんな仕方のないことにも、気づきがある。
学びや気づきを得るためには、
3メートルくらい上から自分を眺める感覚で、
握りしめている感情を手放してみたらいい。
・「そうかもしれない」「そうでないかもしれない」
この2つの視点を忘れず、中庸でいる。
最終的には、自分の中で話し合って決める。
・過去を後悔する時間があるなら、これからのことを大切に。
・自分に「いいね!」をして。
・寿命は、この世でお役目を果たす時間。
自分のお役目に気づき、お役目をまっとうするのが唯一の使命。
お役目を意識すれば、「世間の声」が気にならなくなる。
・あなたが思うほど、他人はあなたに関心はない。
・「愛」の反対は「無関心」
・許しは緩し。気持ちの結び目はゆるいほうがいい。
・「これでいい」と自分の選んだことを信じる。