東京のことば磨き塾には、なぜか男子が居つかない。
ところが、きょうから始まった第6期の塾には、
なんと新たに3人の男子が加入した。
女子は、すぐ打ち解ける特技を持っているが、
男子は、表情も硬くなかなか笑顔も見せない。
それが、時間経過とともに変わっていった。
2次会の喫茶店では、なごやかな表情で打ち解けていた。
「嬉しいことばのシャワー」のなせる業だろう。
きょうは、5組中4組が初対面ペアだったが、
いきなりの他己紹介をしてもらった。
テーマは「言えなかった有難う」。
親に対して、妻に対して、愛犬に対して・・・様々なエピソードが出た。
自分が語ると「想い」が強くなりすぎたり、遠慮しすぎたりしがちだが、
他人が語ることで客観的になり、「感想」を加えて厚みが増し、
見事な「代弁」になる。
人の想いを汲み取り、我がことのように語る「他己紹介」。
人を知ることで、自分の加減を知ることになる。
独りよがりや独り言から救われる。
「自分」に気づくことで、人と関わるさじかげんがわかる。