論語塾は、いろんな気づき、発見がある。
孔子は「言葉と行い」について、
いろいろな表現で語っている。
言葉よりも、
正しい行いができることが大切だと説いている。
出来もしないことを言うことや、
言葉ばかりで行動が伴わないことを恥としている。
「君子は言に訥にして、行に敏ならんことを欲す」
上に立つものは、不言実行を心がけるべきだ。
「駟(し)も舌に及ばず」
一度発した失言は、四頭立ての馬車で追いかけても、
追いつけない。
政治家や責任ある立場の人に「論語」を学んでほしい。
「剛毅朴訥、仁に近し」
心が強く、口べたで飾り気のない人は、仁者に近い。
立て板に水のようにしゃべる人、理路整然と話す人、
流暢に会話出来る人が、いいとは限らない。
訥々と話すが、中身のあることを言う人もいる。
言葉には慎重であらねばならないと繰り返し述べている。