人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか? | 村上信夫 オフィシャルブログ ことばの種まき

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元NHKエグゼクティブアナウンサー、村上信夫のオフィシャルブログです。

昨日紹介した堤未果さんが、

宇宙物理学者の佐治晴夫さんと対談した本が面白い。

ボクがこの本を携えていたら、堤さんが喜んでくれた。

人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか?

永遠の命題だ。

堤さんがこの命題を問いかけると、

佐治さんは「宇宙のスケールでものを見ればいい」と説く。

人間は地球に住まわせてもらっているのだ。

自然は、伝統を重んじ繰り返すメカニズムを持っている。

この2つのことを忘れずにいれば、過ちは減るはずだ。


佐治さんは、サン・テグジュベリのことばをひもとく。

「愛し合うとは、互いに見つめ合うことではなく、

 同じ方向を見ることだ」

究極の愛とは、相手に寄り添うこと。

人を変えようとしてはならない。

変わるべきは自分。

そうすれば、過ちや諍いも減るはずだ。


偏狭な考えを捨て、地球的規模、宇宙的規模で考える人が増えたら、

人は、過ちを繰り返さなくなるのに…。






(堤未果さん、佐治晴夫さん)