昨日紹介した堤未果さんが、
宇宙物理学者の佐治晴夫さんと対談した本が面白い。
ボクがこの本を携えていたら、堤さんが喜んでくれた。
人はなぜ、同じ過ちを繰り返すのか?
永遠の命題だ。
堤さんがこの命題を問いかけると、
佐治さんは「宇宙のスケールでものを見ればいい」と説く。
人間は地球に住まわせてもらっているのだ。
自然は、伝統を重んじ繰り返すメカニズムを持っている。
この2つのことを忘れずにいれば、過ちは減るはずだ。
佐治さんは、サン・テグジュベリのことばをひもとく。
「愛し合うとは、互いに見つめ合うことではなく、
同じ方向を見ることだ」
究極の愛とは、相手に寄り添うこと。
人を変えようとしてはならない。
変わるべきは自分。
そうすれば、過ちや諍いも減るはずだ。
偏狭な考えを捨て、地球的規模、宇宙的規模で考える人が増えたら、
人は、過ちを繰り返さなくなるのに…。