アグネス・チャンが還暦を迎えたというだけでも信じられないが、
終活を始めたと聞くと、まだそんな年でもあるまいにと言いたくなる。
8年前、乳がんになったことが、「終活」を意識するきっかけとなった。
だが、アグネスに言わせると、
終活とは、「残された時間を自分の好きなように使うこと」だという。
死を考えることは、今まで以上に「生」を考えるきっかけとなる。
終活を始めたからこそ、見えてくるモノ、発揮出来る力、許されることが増える。
自分も知らない自分に出会えるのは、嬉しい発見だ。
そして、「これまでの自分と新しい自分が手を結ぶ」と表現する。
アグネスは、人の心に火を灯す生き方がしたいという。
誰かの心に火が点けられたら、人生は豊かになっていく。
いままで出来なかったことに挑戦したい、冒険したいと、
「積極果敢な終活宣言」なのだ。
アグネスの境地をまとめると、次のようなことばになる。
「与えられている時間を精一杯生きる」
「毎日が誕生日だと思い、一日一日を新鮮な気持ちで迎えたい」
「自分の想いを残していく終活で、魂は永遠に生き続ける」
「魂のかけらは決して消えることはない。魂のかけら磨きをしたい」
『ひなげしの終活』は、
還暦を過ぎたボクにとっても「生き方の指針」となる佳き本だった。
今月17日、恵比寿アートカフェフレンズでの村上信夫のトークライブに、
アグネス・チャンさんをゲストに迎える。
「終活」の話も飛び出すであろうし、
「ここだけ」のアグネスに出会えることだろう。ぜひご参加を!
03-6382-9050へ。