「盤音に子どもが生まれたよ」
いち早く新刊を読み終えた児玉清さんが、
息せき切って、ボクに教えてくれたのは、何年前の正月だったか・・・
確か児玉さんが亡くなる年２０１１年だったように記憶している。
その盤音の子、空也も早や１４歳になった。
ついに、居眠り盤音シリーズが幕を閉じるときがきた。
佐伯泰英さん作の人気シリーズは累計２０００万部となり、
平成の大ベストセラー作品となった。
その最終巻の発売日の昨日、書店に駆け付けた。
「まだ終わらないでほしい」という思いから、
すぐ読みたいような、まだ読みたくないような・・・
でも、いてもたってもいられなくて、
５０巻５１巻を、発売日初日に購入することにした。
盤音は、児玉清さんに教えてもらった。
以来、夢中になり１巻も欠かさず読んできた。
読書家の父もはまり、喜んで読んでいた。
唯一、父と共通の愛読書となり、盤音を語り合ったものだ。
父は、２８巻以降の展開を知らない。
児玉さんは、３９巻以降の展開を知らない。
２人が亡くなってからは、物語の展開を報告するようなつもりで読んできた。
ほんとは、「温存」して、すぐ読みたくない気もするのだが、
２人が待ち遠しく思っているだろうと、ページを開いた。
あぁ、止まらない。次から次にページをめくってしまう。
読み終えたら、このブログでも、ご報告する。