故・児玉清さんと)
剣幸さんに初めてあったのは昭和52年。
彼女が宝塚月組トップの頃、
富山の新人アナウンサーがえっちらおっちら宝塚までインタビューにいった。
富山出身の有名人にインタビューする安直な企画だった。
男性がいることなど気にもせず、
目の前で衣装を早変わりする光景に、ドキマギしたことを覚えている。
そして、5年前、
いまは亡き児玉清さんと、富山の大島絵本館で共演していただいた。
富山生まれなのに、寿司が苦手だという剣さんが、
ご案内した赤酢の「鮨人」で寿司をたいらげていた姿が懐かしい。
その剣さんが、ここ10年続けているのが、「kohibumi concert」。
歌の合間合間に、いろんな人の恋文手紙を朗読するスタイルのコンサート。
昨日、都内で開催されたので、観覧してきた。
ほとんど女性客。男性は2~3人だけ。宝塚以来のファンなのだろう。
歌声も朗読の声もあたたかい。想いが伝わる。
気取ったところもない。押しつけがましいところもない。
すっーと胸に沁み入る。
芸名も剣岳からとっているが、ふるさとへの想いは深い。
毎年のように、ふるさと公演をしている。
名作ミュージカルシリーズも5年目。今年は北陸新幹線開業を挟む
3月12日~15日に「ショウ・ボート」を上演する。
去年、赤いドレスを着た剣さん、ますます充実円熟。
4月12日には、恵比寿のトークライブにもお呼びする。