おはようございます
感想。
まだまだ興奮が覚めやりません。
土地勘がなくて不安な中
昨日
ジーザス・クライスト・スーパースター海老名公演に行ってきました❗
@海老名市文化会館。
海老名で下車したことがなく、たどり着けるか不安でしたけど、駅の矢印通りに進んで行ったら大きな高層マンションがありまして、そのすぐお隣で全く迷うことなく着きました。
ルートとしては、簡単でした
(相鉄線に乗っている時間が長かったのはちょいと辛かったですけどね。)
昨日のキャスト。
自由劇場で２回観劇したときは、新ジーザスである迪さんの日に当たっていたので、今期初の神永ジーザスでした。昨年のジャポ以来の神永さん。ベテランジーザスの味わい、楽しみにしていました。
自由劇場でのレポはこちら↓
８列下手。前が通路でストレスフリーです。
地方の会館は自由劇場よりも大きいので、なんだか広野も若干ゆったり感じました。
これは本当に私のかってな思い込みで、キリスト教を深く理解されている方には「違うだろ」と思われるかも、しれません。
でも、感じたままに、書きますね。
いやー
神永ジーザスの佇まいのまあなんと
美しいことよ
たたずまい。
いい意味ですごく、迪さんと神永さんは違いました。うん、全然違う。
最初に民衆の手を握っている神永ジーザス。もう、なんだか発光ダイオード内蔵されてるかのごとく後光が…見えましたわ、わたくし。
なーぜ知りたい、思い煩うな
気品大爆発。
(これはきっと、その人が生まれながらに持ち合わせたもので、努力で埋められるものではないんですよね、多分。エリザベートの花ちゃんとか王様をやるときの浦井くんとかの「味」ですね、うん。)
そしてお神輿に揺られる伏し目がちな←これがたまらん。ゆるりとしたお顔。
もう、そのお姿だけで…あの端正なお顔立ち…ホントに前世は…キリストだったのではありません❔神永さん。
最後の晩餐のときの、ユダとのぶつかり合いはとっても濃い❗神永さんの視線がびしびし圧があるし、佐久間さんの強烈な歌声と２人の作り出す緊張感…声量も大きな地方の会館にぴったりでした。
神永ジーザスは、なんか本当に病気とか治せちゃいそうな近寄りがたいくらいのオーラを感じます。歌えばあの淀みない歌声ですし。序盤から感じる圧倒的な神々しさ。それが、どんどん弱って…人間に近づいて行くような。
ゲッセマネの「今の私に昔の力はない」が、深くしみました。
誰にも理解されず、「人」に戻っていく弱み、苦しみ、悲しみ。それを切々と感じてしまうのが神永ジーザスの魅力かなあ…そんな印象を、受けました。
なので、磔になったときは１人の普通の青年がそこにいる、という雰囲気。神永さんの体格がしっかりめなこともあり、「人間」としての痛みや苦しみを感じました。(私にはそう見えたの。)
いやーつくづく私は神永さんと迪さんのジーザスの真逆の魅力の違いに昨日はやられていました。
と、いうのもね。
自由劇場でデビューにも立ち会った
迪ジーザスは、失礼ながら登場に神々しさは全く感じないのだけど、終盤に向かってジーザスが無口になればなるほど普通の青年だったジーザスが孤高に静かな光を放ち、逆に神に近づいて行くような感覚をうけていたのよ。神永さんとは、真逆。
ゲッセマネの後半からは神様にケンカでも売ったかの如く精悍な顔つきに、なってね。
最後の磔になったときは迪さんが神永さんよりもめちゃくちゃ細身なこともあって、もう、ラストの磔になった姿はフレスコ画❔陶器のレリーフ❔の如く、「人間」の影を感じなかったの、私は。もう、宗教画にしか見えないの。
神永さんは神から人間に戻っていく
迪さんは人間から神に近づいていく
なんだか…本当に…同じ作品なのだろうか…。
その魅力の違いをしっかり出せるジーザスを揃えてきている四季の底力の強さを感じました。
神永さんと佐久間さんの相性は素晴らしいですね。長らく一緒にやってきている魂のつながりを感じます。お国🇰🇷も一緒ですし、わかりあえる部分も大きいのでしょう。
韓国の方はとっても喉が強いですから、２人の圧のぶつかり合いは大きな地方の会館にとってもフィットしていると思います。
迪さん×慈夢さんの組み合わせは、若いゆえの脆さや危うさを感じます。私はそれもすごく好きでした。
２人のジーザスの魅力の違いをもっと堪能したくなりましたが、全国公演…遠くに行くのはちょいと厳しくて。９月に実家のある福岡で観たい、という欲がムクムクわいてきてしまい。
いや、これ以上は、足るを知ると言い聞かせて諦めましょう。
人の心は欲にまみれて移ろいやすいもの。ジーザスを観ているとつくづく民衆のもつ力、己の心の恐ろしさも感じますね。
私のジーザスは終わってしまいましたが、これからも全国公演は長丁場です。役者の皆さまは健康に気をつけて、全国の皆さまにこの魅力を伝えて欲しいな、と思います。
応援しています❗
駄文に長らくお付き合いありがとうございました。
では～