各国のスーツスタイルの違い | 拝田昇【歴史とロマンの街・小樽のスーツ仕立て屋】のブログ

拝田昇【歴史とロマンの街・小樽のスーツ仕立て屋】のブログ

小樽市のメンズオーダーサロン『SARTORIA FISTY』店主の拝田昇です。
マラソン・サッカー・日本酒が大好きです。
サブスリー目指して走ってます。
町おこし団体『小樽あんかけ焼そば親衛隊』の事務局長も務めています。

おはようございます!

 
 
「ナポリ」と言えば「スーツ」と答える者です
 
 
「ていうかナポリ以外にどこがあるの?」という至極もっともな質問を奥さんから頂きましたので、まずはそこから説明したいと思います。
 
 

『イギリス』『イタリア』『アメリカ』

 
それぞれの国によってスーツスタイルは違ってきます。
その特徴を順に説明していきたいと思います。
 
・イギリス(ブリティッシュッスーツ)
 
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そもそもスーツは19世紀にイギリスで生まれました。昼の最上級の正装とされているモーニングコートのテイル(裾)を切ったのが始まりです。
 
現在はジャケット+パンツのツーピースが一般的ですが、元祖はベストが付属したスリーピース。
今でもスリーピースはドレッシーでフォーマル度が高いとされています。
日本で着られるようになったのは幕末後期から明治時代以降。
 
またロンドンのオーダーメイドの高級紳士服が集まっているストリート『Savile Row(サヴィルロウ)』が日本語の『背広』の言葉の由来となったという説もある。(真偽は不明)
 
①立体的で鎧のような作り
 
②しっかりと重量感のある見た目
 
・肩パッドをしっかりと入れ、ウエストの絞りをきつくしたシルエット。それがスーツ発祥の地であるイギリスのスーツの特徴です。
さらにそのシルエットは胸の厚みを強調する効果もあるため、着用すると男性的で力強い印象を与えてくれます。
もともとはノーベントがフォーマルで普通でしたが、最近はシャープなスーツが多いという影響からかより運動量の多いサイドベンツが主流。靴はほぼ黒を合わせることが多い。
 
 
 
 
・イタリア(ナポリスタイル)
 
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イタリアには南部の『ナポリスタイル』と北部の『ミラノスタイル』があるのですが、今回は『ナポリスタイル』を取り上げます。
 

①カーディガンの様な軽い着心地

 

②艶っぽく色気のある見た目

 

ナポリスタイルは丸みを帯びたシルエットで肩周りにパットも入れない柔らかく軽やかなシルエットが特徴です。
 
また繊細で細番手の素材を自在に操る縫製技術の高さもナポリスタイルの特徴です。
 
その技術の高さは着心地の良さやシルエットの良さにも繋がっています。イギリスと違いナポリ人はロングノーズで茶系の靴を好む傾向があるようです。
 
 
・アメリカ(アメリカントラッド)
 
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アメリカントラッドの特徴といえばウエストのシェイプが甘く、ダーツも入らないボックスシルエットのスーツがまず思い浮かびます。肩も薄いパッド、もしくはパッドのないナチュラルショルダー。つまりアメリカのスーツは、どんな体型にも合う「着やすさ」を重視している。最近は細身のスーツも見られるが伝統的な特徴としては

 

①スポーティ

 

②袋(サック)のようなシルエット

 

の2点が挙げられると思います。シューズも他の国よりボリューム感があり、履き心地が重視されているようです。

 
 
ざっくり分けると上記の3つに分類されます。
 
 

この秋からは・・・

 

そしてこの秋から僕がお店で扱うのは・・・『手縫いのナポリスーツ』です
 
 
なぜ「手縫いのナポリスーツ」なのか?
 
 
それは・・・好きだから!!
 
 
以上です。
 
 
次回はなぜ僕が「手縫いのナポリスーツ」が好きなのか?「機械縫い」と「手縫い」の違いって何?「そもそもスーツで手縫いって何?」という辺りを説明したいと思います(^^)