2016/4/17 朝鮮日報
【寄稿】大韓民国臨時政府の樹立日、今こそ正すべき
4月13日は、韓国政府が定めた大韓民国臨時政府（臨政）の樹立記念日だ。臨政の「法統」と意義を継承しようという趣旨で、1989年に国家記念日として制定され、翌年から韓国政府主管の記念式も挙行されている。
この日を臨政樹立日に指定した主な根拠は、日本側の資料だ。尹奉吉（ユン・ボンギル）の上海爆弾事件（1932年4月29日）の直後、日本の警察が臨政の庁舎を急襲し、臨政日誌などの文書を略奪していった。この文書を参考にして日本の上海領事館警察部が年表式で作った「朝鮮民族運動年鑑」に、「1919年4月13日 内外に独立政府樹立を宣言し…」という記述がある。このほんのわずかな日本側の記録が、4月13日を臨時政府樹立日に定める決定的な資料になった。しかし日本側の記録を見ても、13日は臨政樹立を内外に公布した日であって、樹立日ではない。
しかし92年の韓中国交正常化以降、中国で発見された臨政関連の資料によって、「臨政樹立日は4月11日」だということが確認され始めた。
（中略）
こうした歴史的事実を無視し、臨政樹立97周年を迎える現在まで樹立日すら見直さず、二日遅れの13日に誕生日を祝って宴を張るというのは、一種の国恥に近いと思う。この問題をめぐっては、何年も前から多くの研究者や団体が是正を要求してきたが、韓国政府は明快な理由説明もないまま先延ばしにしている。日本の不正確な記録から始まった「臨時政府樹立記念日4月13日」を、速やかに「4月11日」に改めることを求める。併せて、韓国の歴史的正統性のシンボルとなる大韓民国臨時政府記念館も、速やかに建設することを望む。
尹洲（ユン・ジュ）副会長＝梅軒・尹奉吉義士記念事業会
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2016/04/15/2016041501645.html
引用ここまで
今日の朝鮮日報には臨時政府やら歴史やらに関する記事が目立ちますなあ。
まあ昨年12月の朝鮮日報が書いたように、ウリナラの建国は・・・・・などと論じたがる方々には”歴史がファンタジーの領域に退行する危険がある”・・・わけですが、今日の寄稿欄の筆者は「尹洲副会長＝梅軒・尹奉吉義士記念事業会」ですから、ウリナラファンタジーの一派なんでしょうなあ。
それにしても”大韓民国臨時政府（臨政）の樹立記念日・・・この日（4月13日）を臨政樹立日に指定した主な根拠は、日本側の資料だ”・・・マトモな史料などは持っていないか失くしてしまうかの方々ですからしょうがないんですが、ウリナラの記念日まで日帝の資料に頼ってどうする。
または”中国で発見された臨政関連の資料によって、「臨政樹立日は4月11日」だということが確認され始めた”・・・中国の資料に頼るというのは・・・・・
と書いていて朝鮮の古代史を連想しました。ええ、朝鮮における最古の文献は三国史記ですが、12世紀半ばのものでしかないですからね。
朝鮮の古代史は日本とシナの文献で知るしかないのです。
しかしなあ、20世紀になってからの歴史くらい・・・・と書いていて、韓国が非難してやまない強制徴用（笑）の歴史について思い出しました。
2009年12月の朝鮮日報が書いていましたが、彼らは何人の朝鮮人が日本に強制連行されたかという記録すら持ち合わせていないのです。
それで、ウリナラの被害者は何人ニカ？と日本側に問い合わせる羽目になっていたんですが・・・・・滑稽としか言いようがないですな。
もっとも、これが韓国の現住所というもので。
この時期はいつもこうやって遊んでいたんだけど、今年はもう家の周りには雪がありません。