広島経済大学 徳永博充准教授より | アイビーの独り言

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加藤りつこのブログ


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徳永博充准教授 興動館1F 「cafe Time」





徳永先生からの依頼文

この度の講義は経済大学が 《学生たちの人間力を養う》 ことを目的とする、独特な興動館科目のうちの 《仲良くなろうアメリカ大陸 磨こう国際人として》 というものです。

北米のイギリス文化をベースにしたアングロ・アメリカ文化と、中南米のスペインなどイベリア文化を基礎にしたラテン・アメリカ文化。

そして私たち日本人の生き方を比較し、好奇心と謙虚さに裏打ちされた 《共生力》 を培っていこうという趣旨です。

4回にわたってアングロ・アメリカをやり、その中では黒人でアメリカ人のゴスペル演奏家に来ていただき、奴隷制度の問題やキング牧師の活動について話をしてもらいました。多様な価値観をまとめるために 《自由》 《正義》 《平等》 を掲げ、アメリカの理想を強調していること。 論理性を重んじる価値観があること。反面 貧困、犯罪、銃、人種対立などの矛盾があることを学んできました。


一方、ラテン・アメリカ(4回)については、インディオの文化や新大陸発見の意味などについて学び、広大で多様な大自然と、原住民、ヨーロッパ人、アフリカをルーツに持つ人々が中心になって織りなしてきた様々な色合いの文化であることを知りました。
人と人のコンテキスト(脈絡)を大切にするたおやかな風土であること。

しかし、貧困と富裕、左と右、反米と親米といった対立から、多くの人々が内戦やテロで傷ついたことなどを学びました。

エルサルバドル出身のサルサ演奏家にもお出でいただき、そんな話を聞きました。


さて、12月からは日本を3回予定しています。初回は、日本人の意識の問題をやります。

日本くらい 「日本人論」 というように、自らの像について関心が高い国民はいない一方、他国との交友の面では極めて形式的・消極的であること。

さらに、ここからは加藤さんのお話とも繋がると思いますが、日本人、とくに若い人たちが自分たちは 「幸せではない」 と思っていることを、調査データから学びます。 

一般にも自殺者数が際立って多いこともあります。くわえて 「引きこもり」、「KY」、「留学希望者の減少」、「社会への無関心」 などの問題もあります。

どうすればBreak Through(突破)することができるかを考えます。


その次の日本について2回目(14日)が加藤さんの講義となります。

どうでしょうか。恐縮ですが90分の中で、最初にかつての私の貴光さんをとりあげた映像(7分くらい)を見せて、その後に加藤さんにお話して頂くということでは。

またあれかと無神経だと思われるかも知れませんが。

貴光さんの生き方は、多少なりとも海外の多様な価値観に興味を抱き始めた学生たちには、役割モデルになると思います。
もちろん、それに続いて加藤さんがなさってきた、なさっている活動を通して、若い学生たちに伝えたいと思われるお話をして頂きたいと考えています。

加藤さんのアイディアがあればお教えください。