ADHDママ、療育に熱中する 〜ちょーだい！の魔法 〜ADHDな私について20

 

ADHDママ、療育に熱中する 〜ちょーだい！の魔法〜

発達障害には早期療育なるものが

いいらしいと聞いていた私は、

これからは療育一直線だ ！と

火が付きました。　

ロックオンしたその日から、

ネットやら書籍やらを読み漁り、

地域の掲示板や相談窓口にも

ガンガン問い合わせをする

ADHDな私は、自分の関心が向かないことには

集中するのが難しく、聞き落としたり

やり忘れたりということが多いのですが

自分がこれ！と思ったことには

ガンガン突き進む傾向があります　

※ADHDタイプの方は自分のやりたいこと、

興味のあることに集中しすぎてしまう「過集中」

になることも多いといわれてます

で。　

まずは市で運営している療育施設の面談を

予約しました。

面談してくださったのは、優しい雰囲気の

女性の心理士さん。

ハルの様子についての聞き取りがあり、

診断に至った流れなどをお話しました。

一通りお話が終わった後、

先生はハルの方にさりげなく近寄りました。

部屋に用意されていた型はめで遊んでいたハルに、

先生はニコッと笑いかけながら

その型はめのピースを全部

ご自分の後ろに隠してしまいました。

「あら〜⁉️今やってるんですけど...」

と言いたげなハル。　

すると先生は、

ハルの両手に自分の手を添えて

彼の右手と左手をトントン、と

重ね合わせるように動かし、

「ちょうだい」

と言ったのです。

そしてすかさず後ろに隠してあった

型はめピースをひとつ、ハルの手の中に

「どうぞ。」といいながら入れました。

その後、ハルと一緒に遊びながら

その一連の流れを何度か繰り返しました。　

すると！

ハルが自分から、

「ちょうだい」のジェスチャーを

したではありませんか。　

うぉぉこれが療育なるものか〜

す、すごい

それはまるで魔法を見ているようでした。

その頃のハルは、会話はもちろん

こちらにジェスチャーでも

「こうしたい！」といった要求をすることは

ほとんど無い状態だったのです。　

「先生、めっちゃすごいですね∑(ﾟДﾟ)」

とお伝えすると、

「このやり方、けっこう上手くいくこと

　多いんですよ。」　

と、先生はニコッと微笑みました。

療育への期待がますます高まる中、

今後についての説明がありました。

よーし！毎日通うぞ！！

と意気込んでいた私だったのですが、

当時この自治体のやっていた療育園

なんと週一回の集団療育も

3歳にならなければ入れないとのこと　

ハルが入れるのは2年後の

4月になるとのことでした。

それまでの間は、「早期グループ」と呼ばれる

月一回の親子教室に参加でき、

個別指導は3ヶ月に1 回の経過観察程度の内容

との説明でした。

えっ。3ヶ月に1度の経過観察？

それって例のあの、「様子をみましょう。」と

同じことなのでは　

早期療育が効果的なんですよね

伸びる時期があるんですよね

それは今なんじゃないんですかーーーー

と心の中で絶叫するも、

どうしようもありませんorz

呆然とうなだれたまま

帰路についたのでした。　

　

漫画は過去ブログより

療育に通えるようになってからの

様子です。

それまでの療育迷子ぶりも

これから投稿していきますね〜　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 私について…

7つの肩書きで多動に生きるパラレルキャリアー

37歳でＡＤＨＤ当事者の診断を受けました

不注意優勢型 元小学校ウツ教員

長男ハル自閉っ子は地域の支援級在籍

シングルマザー2児の母

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