次のホテルへ移動しますよ。
タクシーを待ちます。小汚い格好で。
いかにも「日本人」な格好だと
スリにねらわれるもんね。
この時期はほとんど見かけなかったけど
まわりと明らかに違う格好してるのは
やっぱ日本人だもんね。
タクシー運転手に声を荒げたこのとき。
タクシーに乗ります。
行き先を告げます。
めっちゃニッコニコのドライバーさん。
日本人?と話しかけてきます。
日本人て速攻でバレた。
このタクシー会社のオーナーは
日本人なんですって。
どうりで社名に『TOKYO』がはいってるわけだ。
ということは日本人には親しみがあるはず。
(オーナーの人柄と給料しだいだが)
そこでかねてからの質問をぶつけてみました。
「夏のイタリア人は働かずに海に行くってほんと?」
ほんとうでした。
奥さんと子供たちはいま
海にいるんだって。
そのへん歩いてる人はみんな
イタリア人以外の観光客なんですって。
へーーーーーー。
なんかほんとこっち来て思うのは
先進国のなかでも久しく経済成長してないのが
イタリアと日本でしょ。なのにこの差はなに?
かたや切羽詰まったように働いてて
かたや人生を楽しんでる。
これがアレか。
ヴェネツィア在住の壇珠さんが教えてくれた
というやつか。
すごいな、神は万能だな。
ほどなくして目的地に到着。
わたしのなかの荒御魂も落ち着いてるわ。
平和が一番ね。(おまえが言うな)
到着したのはバチカンのすぐ近くのホテル。
リッチにバルコニー付きにしました。
左にチラッと見えるのが
サン・ピエトロ大聖堂です。
ローマ中心部よりも静か。
残念ながら散策はできないので
ホテルでおとなしくしますよ。
今日はね、計画があるんです。
バチカンのお膝元で
トムハンクスの
『天使と悪魔』を観るのです。
なんてこの上ない贅沢なのかしら。
だってだって、
目の前はバチカンなんだよ。
なのに部屋から1歩も出ずに
PCでバチカンが舞台の映画みるってさ。
無駄の極み。
無駄こそ贅沢の証なり。
それにさ
こうやって予習をしておくと
いざバチカンでトラブルに巻き込まれたときも
ひと安心。
大聖堂の隠し階段とか
事前に覚えておきたいしね。
(※登場しません)
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○ミラノ大聖堂 前編
○ミラノ大聖堂 後編
○ついに水の都ヴェネツィアへ
👑アメトピでご紹介いただきました!
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