こんにちは、野引香里です。

もう3月なんだってさ、おかしいよね。

そうそう昨夜満月でしたね。

かなり強力だったみたいで
あけたらなんだかスッキリしてる。


さてわたしはあいも変わらず昨年の
イタリア旅行記を綴っていきます徒然なるままに。

過去だけを見つめる野引香里です。

(イタリア旅行記はスクロールした下にまとめてます)




たった1泊だけ滞在したフィレンツェをあとにし、

ローマへ到着したわたしたち。


治安の悪さで名高いテルミニ駅に着きました。


ここからホテルまでは地下鉄でも行けるけど

スーツケースを持った観光客は

スリさま御一行の格好の餌食。


ここはタクシー移動を選択します。


タクシー待ちの行列に並び待っていて

もうすぐわたしたちの番。


言葉は通じるかしら

ぼったくられないかしら

ドキドキドキドキ


というときに、1台のタクシー運転手が

とつぜん仕切りだしました。


ヘイそこの客はそっちのタクシーに乗りな

そして後ろの君たちはあのタクシーだ

そんでYOUたちは俺の車に乗るんだ、ナウ!


なんだなんだこの強引さは。


言われるままにスーツケースを乗せて

車に乗り込むわたしたち。


行き先をつげ、走り出すタクシー。


「ねぇ、メーターまわってる?」


運転手に確認します。


が、「まわってるまわってる」と答えるも

どれがメーターなのかわからない。



このとき脳裏に浮かびました。


まだ若かりしころタイのバンコクで

乗ったタクシーにぼったくられたんですよ。


しこたま抗議したんです日本語で。


そしたら運転手は

「ホテルカー!ホテルカー!」

の一点張り。


ホテルカーだから料金が高い、と。


でもあなた


そこはね、こちらが折れるしかないじゃない?

だってここは彼らのホームグラウンド。


わたしの話なんて聞いちゃもらえない。

ボラれたほうが悪いのです。


そんな思い出があるものだから

野引の警戒心はMAXよ。




コロナ対策だか強盗対策だかのアクリル板越しに

言葉もわからないくせに


わたくしぶちぎれあそばしましてね。


たぶん日本語にすると


ほんとにメーターまわってんの?

メーターを見せて!

ほら見せて!見せなさい!!


てなことをキツめに言ったんですよ

英語も喋れないくせに。


いや、文字起こししてみると

そんなにキツいこと言ってないような気もするな。


そしたら運転手さんは

これがメーターだと呆れ顔で示したの。



ローマに染之助・染太郎さんが降臨したよね。



まわってます!

いつもより多めにまわってます!!




しっかりまわっておりました。


ひたすら謝りたおしましてね。

泰三くんがいつもより多めにチップを渡していました。


そんで目的のホテルについてグッタリよ。



妻の尻ぬぐいは大変ね。




さて、チェックインしましたらば

PCR検査に出かけますよ。


当時の日本入国ルールは

帰国便出発の72時間以内に

PCR検査陰性の証明が必要なのです。


もうすぐ帰国かぁ。(とはぜんぜん思ってない)




この旅は旅行会社をとおさずに

ホテルも飛行機もすべてわたしが手配しましたが

このPCR検査だけは代理店をとおしたの。


PCR検査のラボは

イタリア語か英語のみの予約だし

当時はまだ海外に出る日本人が少なかったし

日本の陰性証明は書式が厳格だし

とにかく現地の人たちに周知されてないらしい。

との情報もあったしね。


英語もイタリア語も理解できないわたしたちには

混乱時はハードルが高すぎる。


しかもきっちりした陰性証明なのに

空港のスタッフの判断(勘違い)で

帰国便に乗せてもらえない、なんてことも

あったようで。


だからここは

橋渡しをしてくれる現地の旅行代理店を

予約してたのです。



野引のひたむきな努力により

イタリア旅行が円滑にすすんでいるのですよ。


と、さっきのタクシーとのやり取りを

帳消しにしてもらおうと企む

恩着せがましいわたしです。



さあ、もうすぐPCR検査の時間ですよ。


待ち合わせ場所には

ローマ在住の日本人ガイドさんがいらっしゃいました。


書類のどこになにを書いたらいいのか

見ただけじゃあまるでわからない。


間違えて記入したら証明として機能せず

台無しになるのだそうでプレッシャーもひとしお。


ですがぜーんぶ指示してくださって

事なきをえました。


書類を書いたら、さあいよいよ検査。

鼻の奥を棒でグリグリするやつです。


さぞかし痛いんでしょうね。


ビビりながら突っ立ってたら

ギリシャ彫刻みたいなイケメン検査士さんが

子供に声をかけるように



リラーックス


とか言ってきた。

それでリラックスできたら世話ねーよな。


微笑みながら棒を眼前に突き出され



いよいよですか


いよいよですね



目をギュッとつぶって

痛みを迎え入れる準備をしたそのときです。



フィニーッシュ



えっ、ほんと?

もう終わったの??

まだじゃないの??


ギリシャ彫刻に詰めよったけど

ほんとうに検査は終わったのだそう。


棒が鼻腔に接触した感じがまったくなかった。


てことはだね。


鼻の穴の中の空気を絡めとっただけってことで

OKかしら。


わたしのあとに控えていた泰三くんに


痛くなかったよ!!!


とインフルエンザ予防接種時に

よくある風景を再現してみましたが

泰三くんはしっかり痛かったようです。


さて、検査結果は24時間以内にいただけます。


わたしたちは無事に帰国できるのでしょうか!?

(できねーよ)



では、またね。




この左側のレンガ色のビルの中に

PCR検査ラボがあるんです。




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■イタリア旅行記
 
2022年の夏に1ヶ月ちかく滞在した
イタリア旅行について書いています。
 
いま進行中なのはローマ編です。
 

 

過去記事はこちら
 

○成田→アラブ→ミラノ間の飛行機編

 

○ミラノ大聖堂 前編

 

○ミラノ大聖堂 後編

 

○ついに水の都ヴェネツィアへ

 
○ヴェネツィアの街は巨大セット

 

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○フィレンツェにて呼吸不全疑惑