を観た。~3行映画評~ -3ページ目

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



旅と日々を観た。ホン・サンスみたいだった。スタンダードのアスペクト比が気になったが、後半、雪の町の描写になるとピタリと決まった。さすがベテランカメラマン月永雄太だ。堤真一が突出して良くない。必要以上に声が通り、姿勢が良く"年老いた頑固ジジイ"を無理に演じていて変だ。独白や仕草が観客の心にすっと入ってくるシム・ウンギョンとはあまりに対照的だ。場面転換で観客を裏切る手法が何度か出てくるが、あまり笑えない。警察官が2人とも顔を出さない演出良い。やはりタイトルや原作通りの、一部の人に絶賛される地味な芸術作品だなぁ〜、の一本

第78回ロカルノ国際映画祭 金豹賞/ヤング審査員賞 受賞

(余談)本作が、地元に残った唯一の映画館で観る最後の作品となった。映画の道を志すキッカケをくれ、やがて、撮影させてもらった上に、自分たちの作った自主映画をもかけてもらえた。閉館する『私の街の映画館』サヨナラ、サヨナラ、サヨーナラ。