生きてるだけで、愛を観た。なかなかひどい作品。こういうのを体当たりの演技とは言わないし、現代を象徴している訳でもない。普通に外出出来るが、バイトが続かないだけの若者は鬱とは言わない。すすめられたカフェのバイトに行くとか行けないとかを葛藤とは言わないし、トイレにこもって絶叫するくらいの苦悩は、現代なら誰もが抱えている。心理学用語を、近年は日常的に使うため鬱を完全に誤解して作劇している。ウォシュレットや全裸全力疾走も完全に空回り。『私、頭おかしいよー、そのあと躁が来て、また鬱が来る、どうしたらいいかわかんない!』何ちゅうセリフか。趣里より仲里依紗のが主役顔。菅田将暉も出どころなし。なぜか超脇役の石橋静河だけが魅力的に映る一本
第42回日本アカデミー賞新人女優賞第63回三浦賞受賞