◯ グリーンブック | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト




グリーンブックを観た。余りの評判の高さに期待半分不安半分で見たが、面白かった。主要3部門のオスカーを獲ったにもかかわらず、批判多数だし、黒人差別の象徴場面がトイレと食堂と言うのは確かにどうかと思う。また、完成後の遺族からの批判もあるらしいが、脚本のうまさは多くの観客を惹きつけてやまない。完全に回収しまくる伏線は、シナリオを勉強する人のお手本になるだろう。歴史認識や事実の歪曲はフィクションではありがちだが、現代日本の政界にアイヌ差別があるように、現代米国社会においても、黒人差別が一切減少しないは事実。甘かろうが、白人救世主だろうが多くの観客の支持があるのは重要。人種差別反対の主張がフワッとしてて、山﨑貴のようにぬるく手放しで褒められないというのも本作の持つ魅力の一つ。主演両俳優の存在感に拍手を送りたくなる、一本

第91回アカデミー賞作品賞・脚本賞・助演男優賞受賞