トゥルーライズ | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



トゥルーライズを観た。これほどお金のかかったハリウッド失敗作は、歴史的例外(クレオパトラなど)を除いて珍しい。そしてジェームズ・キャメロンが撮っていたとは、知らなかった。まるでスピルバーグの1941のようだ。ネタ元のフランス映画を観た、当時飛ぶ鳥を落とす勢いのシュワルツネッガーが、友人のキャメロンに相談し、2人だけで話が盛り上がってすぐ映画化したのだろう。しかも期待通り大ヒットしたという。信じられない。橋の爆破は、確かに一瞬本物かと思うが、よく見るとミニチュアと分かる。中盤奥さん役のジェイミー・リー・カーティスのコメディ風セクシーダンスの長い下りは、後年の我々はいったいどう見れば良いのだろう。ラスト唐突にたたみかける終わり方だが、観客は何の感情も抱かない。ターミネーター2やエイリアン2の鑑賞後とは明らかに感じが違う。人間、調子に乗ってはいけないんだなと、自分を省みる一本