ローンサバイバー | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト



ローンサバイバーを観た。観客は全員、タリバンを恨むだろう。また、実際のタリバンはもっともっと残酷な行為をしていたはずだが、そこは、描かれていない。冒頭、主人公のマークウォールバーグが、丸腰の民間人を助けた事から、作戦の失敗と多くの味方を失うことになる物語。そして驚きの実話だ。途中絶体絶命で助かる"パシュトゥーンの掟"には心底驚かされる。そんな教えがあるんだ。自分自身はもとより、家族や村の人を危険に晒してでも、『逃げてきた敵兵は何があっても助ける』そんなバカな...。ただ、何度も言うが事実なのだから仕方ない。"唯一神"の教えはこんなにも厳格かと逆に怖くなる。ラスト蘇生措置を取られながら物語が終わるのも良い。しかし、何と言っても、撮影前の軍事訓練を含め、何度も何度も生身の体で数メートルの崖から転げ落ちる俳優陣には本当に頭が下がる。また、これほどの悲劇を、これほど完全にエンターテイメントにするのは米国人にしか出来ないだろうなあ〜、の一本








































ラトレルの命を救った現地人のグーラーブは、敵兵を匿った裏切り者として、その後約10年間に渡りタリバンから報復として命を狙われ、巻き込まれた甥が命を落とすなど、逃亡生活を続けた。2022年現在はアメリカの移民弁護士の助力により、家族と共にアメリカに移住していると言う。