キスできる餃子を観た。宇都宮のご当地映画は、強引な地元ネタに本筋が薙ぎ倒されていく。スポーツチームにギョーザダンス。市役所の会議室で作られたようなシナリオに一貫性やオリジナルティは望めない。足立梨花のせっかくの頑張りが誰にも届かない。強引にねじ込む地元キャストは浮きまくり、頑固親父もミスキャスト。地元ボランティアのバックアップに支えられた画面はスカスカだ。そしてラストのステージ上での告白に観客は度肝を抜かれる事だろう。地方創生クラウドファンディングと地元企業の出資で監督の創作欲を満たしてはいけない。映画は作れば良いってもんじゃない