天国にちがいない | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

天国にちがいないを観た。パレスチナに捧げられたコメディは、画面作りのクオリティは高いが、提示しているテーマは類型的で古い。パリのカフェで行き交う肉感のパリジェンヌを目で追う下りは、今のご時世いかがなモノか。欧州の行き過ぎた福祉・米国の銃社会・そして、お辞儀し過ぎで英語が下手な日本人も描かれる。"ホモサピエンスの涙"とは真逆で全シーンの主張が明確。街中の戦車凄いが、税関のやり取りやパソコンから追い払う小鳥はCG過ぎて違和感。本人役出演の日本人監督といえば、晩年の鈴木清順。なぜかスレイマン監督と風貌も似ている。カンヌ映画祭特別賞・国際映画批評家連盟賞受賞