「エロ事師たち」より人類学入門 | を観た。~3行映画評~

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日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

「エロ事師たち」より人類学入門を観た。今村昌平代表作は、赤い殺意のが100倍面白かった。確かに坂本スミ子も、主演男優賞の小沢昭一も見事な芝居だが、主人公の商売"ブルーフィルム制作販売"という違法媒体自体が、今では誰でもネットで見放題だ。この現実を見たら今村はなんと言うだろうか。終盤の物語の破綻や、演技中カメラや照明がガンガン切り替わる手法は、確かに師匠川島雄三のテイストだ。発狂した坂本スミ子が、全く違う空間にジャンプするところは、幕末太陽伝"幻のラスト"を思わせる。映画がテレビに押され、観客動員下落が明らかなるも、まだ映画会社が映画を作れた最後の時代。今村得意のブラックコメディはキネマ旬報第2位

素人の性行為という触れ込みで8mm撮影する。
出演はこんな感じの人たち
現実の濡れ場は、いつもの今村調
冒頭のシーン、何やってるだろうと思わせる
フィルムのディープが出来ない8mmは、こうして撮影された。
主演女優は、坂本スミ子

半裸シーンもある
最後は、まさかのダッチワイフ造り師に...
熱のこもった作品ではある
『ウルトラQ』の中の
カネゴンのエピソードで、悩んだ主人公たちが、
イタコに相談するシーンが、唐突すぎて前々から疑問だったが、元ネタは本作だと知る
ウルトラシリーズ生みの親はこの人、円谷英二
何だろうこの箱は?カメラマンに肩を貸す巨匠今村昌平


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