蜘蛛巣城 | を観た。~3行映画評~

を観た。~3行映画評~

日本映画を中心に。たまに見る劇場新作も。タイトル前の◎はオススメ○は見て損ナシ△は気をつけて⭐️はその年のベスト

蜘蛛巣城を観た。乱と本作を続けて見ると、黒澤がカラーで撮影したかった時代劇はこれだとよく分かる。改めて三船敏郎、何と稀有な俳優か。遠景ショットでさえ視線の動きが良く分かる。ラスト矢襖見事。首に刺さるアナログ編集も神業。霧の中から出てくる城跡、とシナリオ書くのは簡単だが当時日本で映像化できたのはこの監督ただ1人。動く山も映像の見事さにひく。影武者幻の勝新予告編、BGMはなるほど本作だ

蜘蛛巣城と言えばこのシーンが有名だが、
御殿場に作られた巨大なオープンセットも凄い
そして、この見事に鎧を着こなしている昭和の名優たち
もののけが言い当てた予言に唖然とする2人。表情見事だ
非情な君主役だが、見直すと家臣を斬る場面の葛藤が丹念に描かれている
馬を巧みに操り、この表情で芝居をする。何という俳優だろう!
ドキュメンタリーのようなアングルと画調のアオリカットだ
切り返しはこの群衆
取れないねえ〜〜英訳も見事だ
刺さった矢を自ら確認する黒澤
鎧の説明を受ける主役2人
事前のコンセプト説明。もちろん宣伝部のやらせだが、珍しくプロデューサーの顔が見える
この極端なメイクは時々黒澤映画に出てくる
乱の原田では、女の怖さは、迫力不足だが
御殿場のセットはやはり見事だ

iPhoneから送信