6月13日(日曜日)読売新聞にイタリアのデザイナー ジョルジオ・アルマーニさんの言葉が掲載されています。
私見ですが、
安い物を大量に生産し、大量に消費して行くことの無駄は、真の豊かさや心地よい暮らしに結びつかず、無意味な循環にしかならない、むしろマイナスであるといったことが書かれていると理解しました。
心地よさや豊かな気持ちになる良い物は、必要な時間と手間をかけて作り出され、価値に相応しい価格で取引されるべきです。
『安物買いの銭失い』とはよく言ったもの。
よい生地を使い熟練の技で縫製された服は、長く着続ける友となり、心を豊かにします。
ホテルも、少し高くてはあっても、宿泊者に配慮した過剰にならない心地よいサービスが受けられ、豪華ではない過ごしやすく清潔な設備のホテルを選びたくなります。
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ジョルジオ・アルマーニさんの記事の一部を書き留めます。
『自分が最大限の心地よさを感じたいから、人々はよい装いをする』
『よい装いは人に自信を植え付けます』
『ここしばらくの間、ファッションは果たすべき使命からかけ離れたものになっていました。装いとは生活をしやすくし、人々を美しくして、個性を定義するものです。ファッションはそうした使命を失い、単なる商業性や収益性の追求に貪欲に突き進んできました。低品質の物を大量に生産し、消費者が本当に求めている物とは違う方向に走ってきました』
『大量に衣服があふれ、短期間だけ着て捨ててしまう。全くの無駄遣いです。ファッション業界はもっと人間的な尺度で運営され、創造性やよい習慣を促すべきです。持続可能な行動を採るべきです』
『つかの間の流行とは対照的なよく考え抜かれた普遍的なもの、時代や流行の概念を超えたエレガントなもの、洗練され、自然であるものを提案しようときめた』
『ファッションはつかの間の流行ではなく、永久的なスタイルとして考えるよう消費者に促したい』
『コロナ禍は豊かさを見直す契機になり、・・・・・物を買う時に、確かで真に価値のある物を選び、思慮深く、慎重に物を買うようになるでしょう』
『ファッション業界は今、立ち止まって考える時に来ています。・・・・・衣服は美しいと同時に心地よく機能的であるべきです。移り変わる流行に翻弄されない物を作る必要があります。いつも着ていて長持ちするものを作ることが、ファッション業界が採るべき持続可能な道なのです』
『ファッション業界が目指すべき方針は、生産量を減らし、よりよい物を作る、ということに、集約することができます』