歴史を刻み、想い出と名シーンの舞台であった国立競技場の建て替えに続いて
校倉造りという和風建築を今に再現したホテルオークラが明日の8月一杯で建て替えられます。
それなりの理由があることとはいえ、惜別の思い、寂しさを禁じ得ません。
帝国ホテルの旧館・ライト館は明治村に移転し保存されていますが、戦後の文化遺産として遺すことができれば良かったのですが。
建物は新しくなれど、ホテルオークラのおもてなしの心は継承されることでしょう。
石津謙介氏の名言を別れの言葉といたします。
『日本の文化に誇りを持ち、物より文化を輸出する国になろう。』
『ホテルの良し悪しはサービスである。設備の豪華さに惑わされることのなきよう。』
残念と言えば、今日の女子プロゴルフ・ニトリレディス、2位惜敗の渡邉彩香プロ。
後半賞金ランク1位を独走するイ・ボミさんの猛チャージと貫禄のプレーに逆転を許しながら、悔しさを内に秘めた彩香スマイルが印象的でした。
試合後の前を向き続けるコメントが心を打ちます。
『勝てない試合が続いていて悔しい気持ちが大きいけど、こういう試合を続けていくのも大事だと思うので、次戦で頑張りたい』
『勝てない試合が続いていて悔しい気持ちが大きいけど、こういう試合を続けていくのも大事だと思うので、次戦で頑張りたい』
それにしても、イ・ボミさんの一時のプレーにとらわれず試合全体を計算し尽くした落ち着いたショットにプロの神髄を見ると同時に、キャディーさんとの息のあったチームワークも見逃せません。
ゴルフは個人競技であり、個人競技ばかりでも無し。
国立競技場、ホテルオークラ、渡邉彩香プロ、
残念の先に未来がある。
明日に向かって休日を終わりたいと思います。