8月に高尾山に登りました。
 登山などまったく経験がありませんが、事務職で運動不足極まりない生活に活を入れるべく、思い立ったわけです。

 高尾山はよく初心者向けとして名前が上がりますね。ルートが複数ありますが、初心者向けの一号路 表参道コースを登っていくことにします。


 ケーブルカー・リフト乗り場を横目に、いざ参道へ。

 って、舗装はされているものの、最初からなかなかの傾斜の坂道が目の前に続いていました。「結構きつそうだな」と感じながら歩き始めます。


 「結構」どころではありませんでした。予想よりもはるかにキツい。息切れする。汗だく。こんなに息が切れたのは高校生以来ではないでしょうか。思ったより過酷です。

 でも運動をして汗をかくのは気持ちいい。余計な水分が全部出ていく気がして、頭に浮かんだ言葉は「デトックス」。


 半分くらい登ったところでケーブルカー・リフト乗り場、そして休憩所のような場所に出ました。一瞬ここが山頂かと思いましたが、中間地点でした。ここからさらに登っていきます。

 しかし、きつかったのはここまでです。あとはそれほどでもありません。キツい部分をケーブルカー等でスキップできるようになっているようです。


 途中の「薬王院」でルート選択を誤り、謎の道を進んでしまうトラブルもありました。

 

  「← 高尾山頂方面」という看板があったんですが、その先には2つの道が。左は舗装された下りの道路、そして右は舗装されていない上りの山道。

 頭の中では空耳アワーの名作「えり子、左行こう」の映像が流れましたが、「登山なのに下るわけがなかろう」という考えから右の山道へ。
 結局、山道を少し歩いた後、当初のルートに無事合流しました。


 山頂までの所要時間は約60分でした。オフィシャルには目安として100分と書いてありますが、私は一人でしたし、周囲を楽しむことなく黙々と登って行ったので、早く着いたのでしょう。
 下りも大体50~60分くらいだったと思います。


 服装は普段着でしたが、問題ありませんでした。
 まぁ、私が外出するときはポロシャツにジーパン、運動靴に小さめのショルダーバッグという出で立ちだから問題ないのであって、ちょっとおしゃれをしようとするなら注意が必要かもしれません。

 制服姿の女子高生が、いかにも「高校からの帰り道」風な感じでスマホをいじりながら参道を登って行くのを見かけましたが、あれは何だったのだろうか。


 とにかく前半はきつかった。しかし、やめようと思っても戻るに戻れないので、とにかく上に行くしかない。やがて体も慣れてきて、汗も出てきて気持ちよさも感じられる。
 初心者ながら、登山の楽しさを感じたのでありました。

 上司から書類の校正を頼まれたので、さらに後輩に下請けに出していました。

 文章中に「抜きん出る」という表現があったのですが、それを「抜きに出る」ではないか、と誤植を指摘してきました。


「抜きん出る、っていうだろ。抜きに出る、なんて聞いたことがないぞ」
「いや、抜きに出る、ですよ」

といってちょっとした議論に。

 その後輩だけかと思いきや、数名に聞いたところ、中には「に」派もいました。


 ホントはどうなのでしょう。手持ちの国語辞典には「抜きん出る」しか載っていませんが。

 税理士の井ノ上陽一さんのブログに触発されて、「1日1新」という習慣を続けています。
やることは簡単で「毎日何か一つは新しいことをする」という習慣です。

 また、『東大名物教授がゼミで教えている人生で大切なこと』(伊藤元重著)という本の中で紹介されていましたが、家電量販店「コジマ」の創業者である小島勝平氏も「毎日一つ新しいことをする」というモットーがあったそうです。


 何でもいいのです。例えば、初めての店に行ったとか、コンビニの新しいサンドイッチを食べてみたとか、誰々と初めて飲みに行ったとか。

 これを実践すると、毎日何か必ず、自分の中に新たなモノの見方・感想が生まれます。
少しずつではありますが、自分の世界観が毎日確実に広がるわけです。

 最初は、「今日の1日1新:なし」ということもありましたが、最近は無理やりにでも何かやるようにしています。
 何もなければ、仕事帰りにコンビニに寄って、食べたことがないおにぎりとかお菓子を買って食べてみるようにしています。



 今の小学生に、夏休みなど長期休暇中に「毎日日記を書く」という宿題はあるのでしょうか。
私の通っていた学校ではそういう宿題がありまして、おそらく多くの生徒同様、夏休みの終わりにまとめて書いているような状態だったわけです。


 もし、そのころから「1日1新」を実践できていたら、毎日ネタには事欠かなかったことでしょう。
子供のころからこの習慣を身につけるのが理想なのかもしれませんね、って子供がいない独身男性は思ったのでした。