東京学芸大学附属国際中等教育学校等の自己PR型入試で必要な次世代『活動実績3.0』を解説します。 | 帰国子女枠入試を合格させるための自己PR添削と面接練習対策

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● 東京学芸大学附属国際中等教育学校等の自己PR型の帰国子女枠入試で求められる次世代『活動実績3.0』について解説します。

帰国子女受験.comの齊藤です。

渋谷教育学園渋谷中学の、2025年度帰国生入試の合格発表が1月28日(火)にありました。

スカイプレッスン受講生、渋谷教育学園渋谷中学に合格です!

担当は、北海道大学医学部の阿部信乃丞先生です。



阿部先生は、理数科目はもちろん、英語も教えられます、オールマイティーに指導できます。

私立中学・私立高校受験指導、自己PR型の帰国子女枠入試対策など、幅広く対応しているんですよ。^^

さて今回は、東京学芸大学附属国際中等教育学校などの自己PR型の帰国子女枠入試で求められる『活動実績3.0』について解説します。

先日、東京学芸大学附属国際中等教育学校や立川国際中等教育学校などの自己PR型の帰国子女枠入試、慶應湘南藤沢中学や早稲田大学本庄高等学院I選抜などのミックス型帰国子女枠入試で求められる「活動実績」のレベルが高くなっていることについて、記事を書きました。

「活動実績」とは

・第三者から国内と海外で頑張ってきたと評価してもらえること。「学校の成績」、「語学資格」、「校内での活動」、「課外活動」、「海外生活から得られた気付きや学び」が該当する。

これまでは、活動実績のレベルは2段階だけでした。

活動実績レベルについて

『活動実績1.0』とは


・一定レベルの達成・成果を出せていること

『活動実績2.0』とは

・『活動実績1.0』から学びや気付きを得たことで、一定レベル以上で達成・成果を出せていること
or
・『活動実績1.0』から一定レベル以上の達成・成果を出せたことで、学びや気付きも得られていること

『1.0』や『2.0』はバージョンのことですが、その違いは分かりにくいかもしれません。

そこで、まずは『活動実績1.0』と『活動実績2.0』の違いを理解しましょう。

一定レベル以上の活動実績を持っていたとしても、それをラクラクで取得したのであれば、それは『活動実績2.0』にはなりません。

・それほど努力をしていないけれど、取り組んだら取得できた。
・努力はしたかもしれないけど、努力をあまり実感していない。


ラクラクで取得できたということは、上記であった可能性が高いですよね。

そうすると、達成・成果は出せていても、学びや気付きは得られていないため、『活動実績2.0』にはならないのです。

さらに具体的に説明します。

たとえば、自己PR型・ミックス型の帰国子女枠入試を実施する学校は、受験生が英検準1級以上を取得していると、「一定レベル以上の達成・成果」を出せていると評価します。

ですから、帰国生のみなさんは、頑張って準1級以上を取得した方が良いです。

その英検ですが、2級までは「何となく受けたら、受かっちゃった」的に合格できるかもしれません。

しかし、英検準1級以上になると簡単には合格できないので、勉強方法でトライアル&エラーを繰り返すことになると思います。

英検学習において、トライアル&」エラーの末に得られた気づきや学びの例

・Writing パートは問題数が少なく配点が大きいので、このパートで点数を稼ぐことが重要だと気付いた。

・Readingパートのボキャブラリー問題は、単語を覚えない限りは得点できない。一方で、長文読解問題はパラグラフリーディングができれば得点できる。だから、長文問題読解で点数を稼ぐ方が良さそうだと気付いた。

・Speakingパートの4コマ漫画は一見難しそうだが、話の展開が毎回同じなのでテンプレートを作って攻略が可能だと気付いた。

初期の頃は英検の勉強に苦戦したとしても、トライアル&エラーをしているうちに上記のような学びや気付きを得られるはずです。

その学びや気付きによって、英検上位級に合格できるのでしょう。

このように、達成・成果と学びや気付きの両方をセットで得ていると、『活動実績2.0』を得ていることになります。

一方で、英検準1級以上を「何となく受けたら、受かっちゃった」的に取得できた場合は、「一定レベル以上の達成・成果」しか得られていないので、『活動実績1.0』のままとなります。

だから、これから活動実績を作っていこうと考えている帰国生は、学びや気付きが得られるような活動実績である『活動実績2.0』を目標にすると良いのです。


その活動実績ですが、これまでの帰国子女枠入試では『課外活動2.0』が最も高い評価でした。

しかし、帰国生全体の「活動実績」のレベルが上がっているため、東京学芸大学附属国際中等教育学校や立川国際中等教育学校のような上位校では『活動実績3.0』を求められます。

『活動実績3.0』は次世代バージョンです。

活動実績レベルについて

『活動実績3.0』とは


・『活動実績2.0』から得られた達成や成果、そして、学びや気付きを、誰かにシェア・還元していること。

・誰かへのシェア・還元をすることで、新たな学びや気付きを得ていること。そして、その新たな学びや気づきによって、新たな達成や成果を得ていること。

・誰かへのシェア・還元をサステナブルにするために、「何らかの仕組み」を作っていること。

『1.0』と『2.0』は、自身のためだけに取り組む『活動実績』ですよね。

一方で、『活動実績3.0』は、自分のためだけではなく、他者のためにも取り組む『活動実績』です。


他者への貢献はとても難しいことのように感じるかもしれませんが、家族や仲の良い友人にシェア・還元をすることも、十分『3.0』に値します。

小さな貢献や身内への貢献ができるようになって初めて、大きな、そして、社会への貢献にもチャレンジできるようになるからです。

また、シェア・還元をしようとする際に迷ったり、葛藤したりすることもあるでしょう。

そして、シェア・還元をしたのに相手にうまく伝わらなかったり、伝えたことで新たな学びや気付きがあったりする。

同時に、落ち込むこともある。悔しい思いもする。もう伝えたくないと諦めたくもなる。

でも、初期の頃は上手く伝えられなくて苦戦したとしても、葛藤を繰り返しながらトライアル&エラーをしているうちに、伝え方が洗練されていくはずです。

この新たな学びや気付き、そして葛藤とトライアル&エラーによって、シェア・還元が他者に馴染むように伝達できるのでしょう。

『活動実績3.0』に着手すると、自己の成長と他者への貢献が同時に起こります。

『活動実績3.0』は自己の成長と他者への貢献ができていることになるので、『活動実績2.0』よりもずっと評価が高くなるのです。


自己PR型やミックス型の帰国子女枠入試を実施する学校は、活動実績を通して、受験生の様々なポテンシャルを確認しようとしています。

貢献のポテンシャルも持つ受験生は学校を盛り上げてくれるでしょうし、お手本にもなりますから、学校としてはぜひとも来てもらいたい人材なわけです。

そして、単発で取り組んだだけでは、十分なシェア・還元はできないですよね。

そもそも、1回や2回伝えたぐらいでは、自分も上手く伝えられないはずです。

だから、サステナブルに他者に貢献していくためには、チームを作ったり、仲間からの協力を得たりなど、「何らかの仕組み」を作る必要があります。

自分から「何らかの仕組み」を作っていくためには、リーダーシップや協調性などを発揮することになります。

つまり、『活動実績3.0』があるということは、何かとスキルが多いことの証明にもなるのです。

ですから、『活動実績2.0』を達成できたならば、『2.0』を磨き続けるのではなく、自己の成長と他者の貢献が同時に起こる『活動実績3.0』に切り替えると良いですよ。


もちろん、『活動実績2.0』を磨き続けて圧倒的な『2.0』にする、たとえば、有名なコンクールなどでの受賞などを目指しても良いですが、これは達成がかなり難しいと、私は思います。

そして、次世代バージョン『活動実績3.0』があるので、その先の『活動実績4.0』も登場しています。

他者への貢献を経て、社会問題解決を考える『活動実績4.0』です。


自己PR型・ミックス型の帰国子女枠入試を受験するみなさんは、貢献に繋がる次世代『活動実績3.0』以上を作ってくださいね。

自分らしい『活動実績3.0』の作り方をお知りになりたい場合は、帰国子女受験.comまでご連絡ください。

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今回は、渋谷教育学園渋谷中学の2025年度帰国生英語型入試の英語ディスカッションで合格した生徒さんが心がけたこと、そして、ユニークな質問を思いつく方法について、お伝えします。

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