精神疾患は、周りの人に理解してもらうのが
難しい病気だと思います。
外から見ただけでは分からないことも多いし、
体調が悪そうに見えないこともあります。
だからこそ、何気なく言われた言葉に
傷つくことがあります。
私が言われたくない言葉は、
「気持ちの問題だよ」
「気にしすぎだよ」
「考えすぎだよ」
こういう言葉です。
もちろん、相手には悪気が無いかもしれません。
心配してくれていたり、励まそうとしてくれて
いるのかもしれません。
でも、精神疾患で苦しんでいる人にとっては、
簡単に割り切れることではありません。
私自身、パニック障害になってから、
以前は普通にできていたことが難しくなりました。
出かける前から体調が悪くなることを心配したり、
電車に乗ることに不安を感じたり。
本当は気にせずに過ごしたいし、
考えすぎずに済むならそうしたいです。
でも、そう思ったからといって、簡単に
不安が無くなるわけではありません。
「気にしなければいい」
「考えなければいい」
そう言われても、それができないから
苦しんでいます。
精神疾患には、脳の働きやストレス、
環境など、さまざまな要因が関係しています。
本人の気持ちの持ち方だけで解決できるもの
ではありません。
薬を飲めば必ず症状が出なくなるわけでもないし、
治療を続ければ誰もが同じように完治する
わけでもありません。
症状や回復の仕方は人それぞれです。
周りからしたら、
「なぜこんな当たり前のことができないのか?」
というようなことでも、本人にとっては
大きな不安や苦痛を伴うことがあります。
それでも、怠けているわけではありません。
本人だって、できることなら普通に生活したいと
思っているはずです。
私も、病気がなければもっと自由に出かけたいし、
働きたいし、やりたいことがたくさんあります。
それなのに、思うようにできない。
そんな自分に落ち込むこともあります。
だからこそ、「気持ちの問題だ」「気にしすぎだ」
と言われると、自分の苦しさを分かって
もらえていないように感じてしまいます。
精神疾患は目に見えにくいから、経験したことの
ない人には想像しにくいのかもしれません。
同じ病気であっても、症状やつらさは人によって
違います。
全てを理解してもらうのは難しいと思います。
でも、周りの人の言葉によって、少し気持ちが
楽になることもあれば、反対に傷ついて、
更に苦しくなってしまうこともあります。
何か特別なことを言ってほしいわけでは
ありません。
無理に励ましたり、前向きにさせようとしたり
しなくてもいいんです。
ただ、本人がつらいと感じていることを、
否定しないでほしいと思います。
もし身近に精神疾患で苦しんでいる人がいたら、
これだけでも知っておいてほしいです。
怠けているわけではないこと。
気持ちの問題だけで解決できるわけではないこと。
もちろん全てを理解してほしいとまでは
思いません。
ただ、周りからしたら頑張っているように
見えなくても、みんなそれぞれ苦しんでいたり
頑張っているんだということは
知ってもらえたらいいなと思います。