顧問先社長の30%が「後継者ナシ」
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
本日は、F先生の顧問先分析を
手伝わせていただきました。
F事務所は長い歴史があり、
元気溌剌な70歳代の所長先生を筆頭に、
監査担当者だけでも10名を超える
比較的大きな事務所です。
うちX氏、Y氏、Z氏と3名の顧問先分析を
代行で私が担当させていただきました。
そもそも、
「クラウド会計システムの導入」
「付加価値サービス」
を提案するため、優先対象先を
絞り込む目的で実施したのですが、
その分析の過程で、重大な事実に出くわして
しまいました。
担当顧問先の合計は84件。うち27件は経営者が
60歳以上(最高89歳)にもかかわらず後継者不在。
つまり、5~10年程度経過すると、
顧問先の1/3は無くなってしまうのです。
X氏、Y氏、Z氏のうち一人分の仕事が無くなる
計算です。
この状況自体は大変厳しいのですが、
F先生には秘策がありました。
何年も前から、
新設法人など、若手社長の顧問先拡大に
着手していたのです。
その結果として、さきほどの残り57件中41件は
若手経営者または後継者がいる会社です。
「新設法人は顧問料安いから。」
「新設法人はいつ潰れるか分からないから。」
と敬遠されるのをよそに、
F先生は着実に、
将来に向けての布石を打ち続けています。
無論、F先生自身の後継者対策も万全です!
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顧問料を決めるのが苦手なE先生
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
静岡県のE先生は、とても勉強家の先生で
その知識、経験の豊富さには頭が下がります。
以前から、仕事で使う書籍が棚に収まらず、オフィス
の壁やデスク周りにうずたかく積み上がっています。
「お客様の相談を受けたとき、私自身がきちんとした
知識をつけておかないと無責任な答えになって
しまうから。」とE先生。
若くして税理士資格をとり、その後会社経営について
もっと深く、立体的に知る為に、改めて公認会計士の
資格も取得した経緯もうなずけます。
そんな先生の一番苦手な仕事は「お客様の顧問料を
決めること。」
無論、事務所に報酬体系が全く無い訳ではありません。
しかし、「顧問料は、事務所の仕事ぶりを見て
お客様が決めるもの。だからお客様から○○円で
お願いしたいと提案されるとほっとする。」
と言います。
数年前から、周辺地区にDMによる営業活動が広がっ
ていることに対してご意見をうかがうと、
E先生は、「もし料金やサービスが私の事務所より
良いと感じれば、その事務所に移られたほうが、
お客様にとっては幸せだと思う。」ときっぱり。
そんな営業活動とは無縁なE先生の事務所は、
先生と奥様、最近入社した息子さんのたった3人で、
120件以上のお客様に税務顧問サービスを提供しています。
弊社は、明日からお盆休みに入ります。
次回は、8月17日となります。お楽しみに。
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Googleを駆使する65歳の公認会計士
みなさん、こんにちは。
会計事務所応援隊、隊長の木村です。
D先生は昨日、URLをお教えしたので、
もしかしたら本日、
静養先の軽井沢でご覧になっているかもしれません。
このブログが読まれていると思うと少し照れますが、
D先生は、私がこれまでお会いしてきた600人以上の
税理士、公認会計士の先生のなかでも、
本当に尊敬してやまない先生の一人です。
何が凄いのか?
挙げればきりがないのですが、
本日は、「ITへの取り組み」を書きたいと思います。
多少おおげさに言うと、D先生のスケジュールは
電車の時刻表のようにびっしりです。
非常にエネルギッシュです。
それをGoogleカレンダー、G-mail、
Googleグループ、Googleドキュメント
などを駆使して、税理士法人グループ事務所、
職員さん、ご家族とも情報共有化をしています。
業務についても、IT化が進んでいます。
電子申告ほぼ100%、職員の監査や決算の進捗状況、
顧問先の報酬や所要時間も一瞬で把握でき、
資料関連の保存は5年ほど前から、
ゼロックスのドキュワークスを使ったペーパーレスを実現。
つまりパソコン1台あれば、すべての事務所業務を
カンタンに把握できてしまうのです。
まだまだあります。Webのビジネスコラムは
毎月連載。さらに匿名でブログを写真付きで
書き綴っています。
そのブログタイトルは
「下り坂会計士のマルチ人生」。
「60歳を過ぎたら、下り坂だよ!」とD先生。
何をおっしゃいますやら。
こんなエネルギッシュな65歳の先生、見たことありません。
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