以前、人と人との「距離感」に関するセミナーを
行いました。
患者さんとの距離が近づきすぎて嫌われたり、
逆に遠すぎてうまくいかなかったり、、、、
患者さんとの距離感だけでなく、
職場で会うありとあらゆる人との
心地よい距離感を探っていくセミナーでした。
私は考えるに心地よい距離感を探っていくのに
大切なことは
自分がニュートラルであることだと思います。
相手の反応に自分が、
振り回されて、
その度に自分の心が乱れていると
良い距離間を測ることができなくなります。
そういった、相手の反応に過剰に反応することなく
自分の中に平静さを保ちつつ
適切な距離感を調節する
そんなコミュニケーションスキルが必要になるかなと思います。
距離感が問題となる時というのは
下記のようなことが臨床上起こり得ます。
◻︎患者さんのやる気がないと、
ついついセラピストが自分のせいだと感じてしまう。
◻︎先輩や上司から怒られると、過剰に反応して嫌な気分を引きずってしまう。
◻︎他職種からクレームを言われると、
過剰に腹が立ってしまったり、
逆に必要以上に落ち込んでしまったりする。
こういった問題
実は自分と相手との距離感がキーワードになってくると思っています。
こういった課題を解決するために、
自分の問題と相手の問題を区別化することが大切です。
例えば、患者さんがリハビリに意欲を持ってくれない。
こういう時、
患者さんの問題は、リハビリに意欲を持って取り組まないことですが、
自分自身の問題は
それを見て自分の誘い方が悪いからだとか、
自分のコミュニケーション力が低いからだと思い自分を責めてしまうこと。
このように、自分の問題と患者さんの問題を分けて考えることが
大切です。
そして、問題を分けることで、
1つ1つについて、
どう取り扱っていこうか?
考えていくことができます。
問題がうまくいかない場合、
この自分の問題と患者さんの問題が
ごっちゃになっていることも多いものです。
この辺りの整理をすることで、
自分自身の中にニュートラルな状態を作ることができ、
次に適切な距離感を測る
余裕が出てくるものだと思います。
ここからはセミナーのご案内です!
3/22
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臨床の中で、この人、なんでこんな事いうんだろう?
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自分のこと。相手のことをより深く理解する。
そんなセミナーを行います。
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