「距離感が近い患者さんとの対応で困っています。」
こんな相談を聞くことがあります。
こないだのブログで、
距離感についての悩みでは、
(1)距離感が近すぎて、自分は違和感を感じる。
(2)仲良くなったと思ったら急に素っ気なくされたりして、距離感が掴みづらい。
この2つについて書かせていただきました。
今回は(1)の中でも
特に患者さんとの関係性で距離感について
悩む場合について書いてみたいと思います。
患者さんとの距離感
特に患者さんが妙に距離感を詰めてきて、困る時があります。
・やたら馴れ馴れしく関わってくる
・プライベートのことを根掘り葉掘り聞いてくる。
・プレゼントをやたらと渡してくる。
こんなパターンです。
患者さんと治療者の関係ですと、
ある程度距離感を保っておいた方が治療的になります。
あまり友達のような関係性を作ってしまうと、
相手に変な期待を抱かせてしまい、
治療関係がうまくいかなくなることも多いからです。
しかし、過剰に距離感を取っているように相手に感じられると、
相手は避けられていると思ったりするので、
距離感の取り方が難しいですね。
そんな時はある程度、施設のルールを明確にすると、
距離感について悩むことが少なくなります。
例えば、「患者さんから物は一切受け取らない。」
このようなルールは割と施設で決めているところも多いかと思います。
ルールを決めておくと、
患者さんとセラピストの間に一定の線が引けます。
ルールなので、これ以上は近づけませんよ。
とお互いの中で明確なルールができるのです。
そんな工夫を私はしています。
ここからはセミナーのご案内です!
3/22
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臨床の中で、この人、なんでこんな事いうんだろう?
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自分のこと。相手のことをより深く理解する。
そんなセミナーを行います。
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