前々回から、多職種連携をテーマに4回にわたり、
書いています。
3回目の今回は
「特定の職員が相談しづらくて困っています。」
というテーマで書きます。
多職種連携と大きいテーマで考えていても
実は、職場にいる特定の職員が
ただ問題となっている。
そういうケースも結構あります。
専門職といっても
人間同士の関わりですので、
特定の職員とのコミュニケーションが、課題となる場合も多いのです。
そして、その特定の職員が、
自分と違う職種だったりすると、
共有する考え方や理論、方法論も
違うことがあり、
うまくコミュケーションが取れないということあるのです。
私もこのようなケースは
たくさん悩みました。
私は精神科の作業療法士ですが、
作業療法士も様々な職種と
関わります。
看護師さん
介護士さん
精神保健福祉士さん
ケアマネさん
臨床心理士さん
事務職員の方
特にこういった他職種の方と関わる中で、
コミュニケーションが難しいと思ったことがたくさんあります。
それは、
作業療法士は自分の仕事について
「なんとなくで」やっているのではなく
「根拠を持ってやっている」のだということを
示すことに悩み
他職種の方から、
「もっとちゃんとやってよ!」
って感じで、責められました。
自分の仕事についてうまく
伝えられず悩んだり、
またそれ以上に
そうやって責めてくる人に対して
苦手意識を持ち、人間関係やコミュニケーションについて
悩んだものです。
それを、どう解決したか?
と言いますと、
とにかく苦手な人への苦手意識をなんとかするしかないのです。
そこで、私は
自分から相談にいくことを心がけました。
その人の特徴をよく見て、
こういうとこ突っ込んできそうだな。
こういうことを責めてきそうだな。
そうやって思えることは、
相手から「あれどうなっているの?」
って聞かれる前に、
自分から「これどう思う?」
「これちょっとうまくいかないんですよ〜」
みたいに先に相談するようにする。
こういうことを心がけています。
これができると苦手な人ともコミュニケーションができるし、
これが、うまくいかない時は、
どこかで、ミスコミュニケーションが起きているなあと
感じます。
でも、じゃあどうやって
自分の苦手意識を抑えて、
自分から相談するのか?
「だってその人苦手だし、なんか自分から相談しても、
怒られて嫌な気分になるだけだし、
自分から行くのは、やだなー」
そういう自分が自分の中にいて、
「もっとコミュニケーションを取らなければ、」
とわかっていても
それを止める自分がいたりするものです。
そういう自分の反応を押さえるには、
それはなんというか、
「気合」とか、「勢い」とか
そういうものかな?って思います。
「えいっ」って自分に気合いを入れて、
苦手な人にも、どんどん声かけて、
コミュニケーションを取って行くということではないでしょうか?
ここまでいろいろ書いておきながら、
「結局、答えは気合いで解決なの?」
って拍子抜けした方もいるかもしれませんが、、、
多職種連携と言えども結局自分自身の、
人への苦手意識とか
それを克服するために、
自分に気合いを入れるとか
そういう事が、他職種連携をうまく進めていく
ポイントだと思います。
よく、他職種連携で困ると、
人のせいにしてしまいがちなんですよね。
「あの人が、職場の雰囲気を悪くしている、、、」
みたいになっちゃう。
でも、そうやって人のせいにしていても、
結局職場をよくすることはできません。
だから
自分の中の苦手意識を克服して、
必要な人とコミュニケーションを取っていくしかないのではないか、、
と考えています。
今日も読んでいただきありがとうございました。
こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。
他にも読んで見たい方。
下記リンクから登録よろしくお願いいたします。
メルマガ登録はこちら
次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー
セミナー情報はこちら