作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション -2ページ目

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

大坂なおみのニュース見て思うこと

好きなことだけを仕事にして、それで稼いで生きていくというのは、本当に難しいということ。

というか、ほぼ無理だと思う。

好きなことを仕事にできたらいいなー若い時は思う。

だけど、好きなことの周りには、

必ず好きじゃない事があって、それも在る程度我慢してやらないと、稼いでいけない。


大坂なおみも好きなテニスだけして生きていければ良かったのかもしれないが、

それをしていくためには、インタビューっていう、ちょっと嫌な事も避けては通れなかった。

ミュージシャンなんか見ててもよく思う。

音楽だけで食べていける人は本当に本当に一握り。

音楽だけじゃ食べていけなくて、コンサートのチケットも売れないから、
バラエティ番組出たり、ニュースのコメンテーターやったり、クイズ番組出たりしてる。
ガクトだって、芸能人格付けとかの番組やってるけど、本当は、こんなのやらずに、音楽だけで食べて行きたかったんじゃないかなーって思う。

梅沢富美男も夢芝居歌ったり、芝居やったりするだけじゃダメで俳句読んだり、ワイドショーで吠えたりしてる。

大坂なおみだって、世界一になったからと言っても、嫌な仕事もしなくてはならないのだ。

なるほどーなーって思いながら、あのニュースを見てました。
「人に話しがうまく伝わらない時、

どうしたらいいのかと悩んでしまいます。」

そういう相談たまに受けます。


自分の話しがうまく伝わらない。

それは、相手が上司であっても

患者さんであっても

同僚であっても

自分の言いたいことや伝えたいニュアンスがうまく伝わっていないなー

っていうことあると思います。

そのような時

テクニック的に、じゃあどんな伝え方をしたらいいだろうか?

と考えてみること

それは言い方を工夫するとか

相手に渡すプレゼン資料の修正を工夫するとか

そういうこともできます。

しかし、そのように伝えるテクニックについて考える前に

まず自分はうまく伝わらないことで
、どう感じているのか?

それを表現してみることも大切だと思います。

人にうまく話しが伝わらなくて、

どんな想いになっているのか?

「何でこんな簡単なことが伝わらないんだ!」

と腹立たしく思っているのか

「いつも自分は人に自分のことを伝えられない。。。」

と悲しい気持ちになっているのか


「こんなに話すのが下手だとみんなに馬鹿にされる。。。」

と不安な気持ちになっているのか


リハビリ職は感情労働者です。

日々色んな感情を感じてはいるのだけど、

人と接する仕事としては、それを表に出してはいけない。

とされています。

患者さんに伝わらなかったからと言って、怒ったり、

あからさまに落ち込んでみたり、

そういうことはできませんよね。

だからこそ、この仕事を続けていると、

実は今まで抑えていたけど、表現されていなかった

思いや感情が、いっぱい自分の中に隠されているのだと思います。

だからこそ、臨床で困ったことがあった時に

まずその自分の感情や思いに気づくことって大切です。

「ああうまく伝わらなくて、腹が立っていたんだな。」

とか

「うまく伝わらなくて、情けない気持ちだったんだな。」

とか

そういう自分に気づくことです。

そういうことをせずに

テクニックばかり磨いたとしても

また伝わらないことが起きた時に

とても困ったり辛い気持ちになることは

繰り返されます。

それよりも

伝わらなかったとしても、

じゃあどうやったら伝わるかな?

と前向きに取り組んでいける自分になるためには、

まず先ほど上げたような

自分の感情に気づくことが大切なんじゃないかなー

と思います。

だから、この質問の答えは

「伝わらなければ、伝わるまで方法を変えて伝え続ければいい」

なのです。

伝わらないからといって、

別に落ち込む必要もなく、

「あっ伝わってない!」

思った瞬間に

凹むのではなく

もう一度伝え方を変えて伝え直してみる。

そういうことなんじゃないかと思います。


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3/22
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週1、2回配信しています。


14年間勤めた今の病院から、

グループの系列の別診療所へ転勤が決まりました。


うちの職場では、

はじめに個人に内示があってから、

何日か経って公示があります。


転勤が決まり、公に発表されるまで

ここ何日間はずっと、

自分の転勤を、早く言いたくてしょうがない。

そんな状態でした。

「なぜ、こんな気持ちになるのだろう?」

自分のことをよく考えてみました。

もちろん、

「申し送りをちゃんとして、残る人が困らないようにしたい。」

という気持ちはあります。

だけど、それだけじゃなくて、

自分が移動すると知ったら、

「周りのみんなは、どんな反応になるのだろう?」

それを確かめてみたい自分がいることに気づきました。

それって、自分にとっては、ちょっと

ショーゲキでした。

自分は、

「人の反応など、気にせず、淡々と異動も受け入れ、

淡々と働ける。

そんな人間なのではないか?」

と自分を買いかぶっていたのですが、

ところがとんでもない。

「自分もフツーに人の反応を気にして
フツーに周りの人の目を気にしながら働いていたのだなあ。。。」


と改めて自分のあり方を見直すことができました。

 
 

仕事が辛くて、

「本当に辞めちゃいたいなー」と

今まで何回か考えたことがありますが、

その時よく妄想することとして、

「自分がいなくなったら、この部署はどうなるのだろうか???」


というものがあります。


そういう時、

「自分が辞めたら、きっとみんな困るのではなかろうか?」

「仕事が回らなくなるのではなかろうか?」

そんな風に考えたい自分がそこにいたりして、

そういうことに自分の重要感とか自分の存在価値みたいなものを

感じたい自分がいたりしていた。

そんなことを思い出したりしました。

でも、そんな自分の考えなんかを抜きにして、

冷静に、クールに現実を見てみると

綾波レイのいう通り

仕事の世界というのは、

「私が死んでもかわりはいるもの」

なのである。

つまり、自分がいなくなったとしても、

仕事というのは、誰かが少し苦労するかもしれないが、

フツーに回るものなのである。

いなくなったらいなくなったで、

残った人たちで、なんとかするし、

なんとかなる。


芸能界なんかみていると、

本当にその構造は如実で、

誰かが、スキャンダルや不祥事で、地上波から消えたとしても

それでテレビが回らない。

っていうことはなくて、

結局誰か別のタレントが出てきて、

その人にチャンスが回ってくる。

そういうものなのである。

自分が思うに、自分がいなくなって、本当に変容してしまうコミュニティというのは、

「家族」くらいのもので、

「仕事」の世界では、

代わりはいくらでもいる。

そういうものなのではないかと思っている。

そして、それは、

自分がいる仕事の世界も例外ではなくて、

そういう現実なのだということを

クールな頭ではわかっていつつも、

どこかに、「自分がいなくなると大変なのでは・・」

みたいな風に考えたい自分もいる。


そんな自分がまだ、ここにいるのだということに、

今回の異動でちょっと気づいてしまって

まだまだ自分も人間が小さいなーと少し反省するのでありました。


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