「人に話しがうまく伝わらない時、
どうしたらいいのかと悩んでしまいます。」
そういう相談たまに受けます。
自分の話しがうまく伝わらない。
それは、相手が上司であっても
患者さんであっても
同僚であっても
自分の言いたいことや伝えたいニュアンスがうまく伝わっていないなー
っていうことあると思います。
そのような時
テクニック的に、じゃあどんな伝え方をしたらいいだろうか?
と考えてみること
それは言い方を工夫するとか
相手に渡すプレゼン資料の修正を工夫するとか
そういうこともできます。
しかし、そのように伝えるテクニックについて考える前に
まず自分はうまく伝わらないことで
、どう感じているのか?
それを表現してみることも大切だと思います。
人にうまく話しが伝わらなくて、
どんな想いになっているのか?
「何でこんな簡単なことが伝わらないんだ!」
と腹立たしく思っているのか
「いつも自分は人に自分のことを伝えられない。。。」
と悲しい気持ちになっているのか
「こんなに話すのが下手だとみんなに馬鹿にされる。。。」
と不安な気持ちになっているのか
リハビリ職は感情労働者です。
日々色んな感情を感じてはいるのだけど、
人と接する仕事としては、それを表に出してはいけない。
とされています。
患者さんに伝わらなかったからと言って、怒ったり、
あからさまに落ち込んでみたり、
そういうことはできませんよね。
だからこそ、この仕事を続けていると、
実は今まで抑えていたけど、表現されていなかった
思いや感情が、いっぱい自分の中に隠されているのだと思います。
だからこそ、臨床で困ったことがあった時に
まずその自分の感情や思いに気づくことって大切です。
「ああうまく伝わらなくて、腹が立っていたんだな。」
とか
「うまく伝わらなくて、情けない気持ちだったんだな。」
とか
そういう自分に気づくことです。
そういうことをせずに
テクニックばかり磨いたとしても
また伝わらないことが起きた時に
とても困ったり辛い気持ちになることは
繰り返されます。
それよりも
伝わらなかったとしても、
じゃあどうやったら伝わるかな?
と前向きに取り組んでいける自分になるためには、
まず先ほど上げたような
自分の感情に気づくことが大切なんじゃないかなー
と思います。
だから、この質問の答えは
「伝わらなければ、伝わるまで方法を変えて伝え続ければいい」
なのです。
伝わらないからといって、
別に落ち込む必要もなく、
「あっ伝わってない!」
思った瞬間に
凹むのではなく
もう一度伝え方を変えて伝え直してみる。
そういうことなんじゃないかと思います。
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