自分が職場を辞めたらどうなるんだろう???と妄想するより大切なこと | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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14年間勤めた今の病院から、

グループの系列の別診療所へ転勤が決まりました。


うちの職場では、

はじめに個人に内示があってから、

何日か経って公示があります。


転勤が決まり、公に発表されるまで

ここ何日間はずっと、

自分の転勤を、早く言いたくてしょうがない。

そんな状態でした。

「なぜ、こんな気持ちになるのだろう?」

自分のことをよく考えてみました。

もちろん、

「申し送りをちゃんとして、残る人が困らないようにしたい。」

という気持ちはあります。

だけど、それだけじゃなくて、

自分が移動すると知ったら、

「周りのみんなは、どんな反応になるのだろう?」

それを確かめてみたい自分がいることに気づきました。

それって、自分にとっては、ちょっと

ショーゲキでした。

自分は、

「人の反応など、気にせず、淡々と異動も受け入れ、

淡々と働ける。

そんな人間なのではないか?」

と自分を買いかぶっていたのですが、

ところがとんでもない。

「自分もフツーに人の反応を気にして
フツーに周りの人の目を気にしながら働いていたのだなあ。。。」


と改めて自分のあり方を見直すことができました。

 
 

仕事が辛くて、

「本当に辞めちゃいたいなー」と

今まで何回か考えたことがありますが、

その時よく妄想することとして、

「自分がいなくなったら、この部署はどうなるのだろうか???」


というものがあります。


そういう時、

「自分が辞めたら、きっとみんな困るのではなかろうか?」

「仕事が回らなくなるのではなかろうか?」

そんな風に考えたい自分がそこにいたりして、

そういうことに自分の重要感とか自分の存在価値みたいなものを

感じたい自分がいたりしていた。

そんなことを思い出したりしました。

でも、そんな自分の考えなんかを抜きにして、

冷静に、クールに現実を見てみると

綾波レイのいう通り

仕事の世界というのは、

「私が死んでもかわりはいるもの」

なのである。

つまり、自分がいなくなったとしても、

仕事というのは、誰かが少し苦労するかもしれないが、

フツーに回るものなのである。

いなくなったらいなくなったで、

残った人たちで、なんとかするし、

なんとかなる。


芸能界なんかみていると、

本当にその構造は如実で、

誰かが、スキャンダルや不祥事で、地上波から消えたとしても

それでテレビが回らない。

っていうことはなくて、

結局誰か別のタレントが出てきて、

その人にチャンスが回ってくる。

そういうものなのである。

自分が思うに、自分がいなくなって、本当に変容してしまうコミュニティというのは、

「家族」くらいのもので、

「仕事」の世界では、

代わりはいくらでもいる。

そういうものなのではないかと思っている。

そして、それは、

自分がいる仕事の世界も例外ではなくて、

そういう現実なのだということを

クールな頭ではわかっていつつも、

どこかに、「自分がいなくなると大変なのでは・・」

みたいな風に考えたい自分もいる。


そんな自分がまだ、ここにいるのだということに、

今回の異動でちょっと気づいてしまって

まだまだ自分も人間が小さいなーと少し反省するのでありました。


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