参加者が気づきを得るための工夫について | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

自分がセミナーをする時は、

なるべく体験型で行いその中で

参加者自身が、「気づき」を得られるように工夫しています。



この「気づき」というのは、どういうことか?

私は自分のコミュニケーションについてパターンに気付いたり、

自分が普段は特に意識していなかったけど、

やっていたこと。

やっていなかったこと。

そういったことです。


ところが、セミナー中で、

「さあ、気づきましょう!」

と声をかけても、

いろいろ気づきが出てくる人もいれば、

そうでもない人もいます。


私はセミナー中で参加者たくさんの気づきを得られるように、

気づきの時間というのを設けています。


それは、セミナーの内容、ワークした体験について、

自分が気づいたことを言語化する時間を作っているのです。


その中で、私が工夫していることは、

2人組でペアワークをして

気づきをシェアしあう時に

「相手の方がたくさんの気づきを出せるように応援してあげましょう!」

と声かけるということをしています。


この一声をかけるだけで、

随分変わります。

その場で、「自分が気付いたことを伝えること」についての

ハードルがぐんと下がるのです。

気づきを話すとか、人に伝える時って

「こんなこと言っていいんだろうか?」

「こんなレベルの話で気づきと言えるんだろうか?」

とかそのように思ってなかなか話せなかったり、

言語化できない場合も多いのです。

そのような人をうまくケアするためにも

私はよく気づきのワークの前に

「相手が気づきを話すことに対して

応援してあげましょう!」

なんて声かけをしています。


それから、もう一つ工夫していることは、

気づきの時間では、

「二人組で自由に話しましょう!」

ではなく、

「AさんBさんに分かれて、まずAさんに2分時間を、あげるので、

その中で自分の気づきをはなしてみましょう!」

と声かけるようにしています。

個人の時間を保証するのです。

二人組で自由で話すようにすると、

一方がすごく話して、

もう片方が、聞く一方になることもあります。

私はそれを避けたくて、

1人何分は、その人の時間と、設定して、

その中で気付いたことを、

話せるようにリードしてます。



そうやっていると、

必ず、もう話すことが出てこないとか、

これ以上気づきが出てこないとか、

そういうペアが出てきます。


そういう時に、最初の

「相手の方がたくさんの気づきを出せるように応援してあげましょう!」

という声かけが活きてきます。

制限時間ギリギリまで、

何か自分が気付いたことがないか?

それをアウトプットできるように、

声かけるのです。

これをすることによって、

参加者自身が安心して

自分の気づいたことを話してくれるようになります。

私のセミナーでは、そんな工夫をしております。


まだまだ、自分がセミナーで工夫していることは、あれこれありますが、

長くなるので今日はこれくらいにしたいと思います。

今日も読んでいただきありがとうございました。

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