リハビリに取り組まない患者さんに対して、つい自分もイラッとしてしまうことがあります。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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前回から、

リハに消極的な患者さんとの関わり方というシリーズで

4回にわたり書いています。


さて、今回は、

「リハビリに取り組まない患者さんに対して、つい自分もイラッとしてしまうことがあります。」


こういったテーマについて書いていきます。

患者さんに対して、このよう感情を持つことを、

よく「患者さんに陰性感情を持つ」

と表現する事があります。


陰性感情を持ってしまった時

陰性感情を持ったことを否定したり、

隠そうとするのではなく、

まず、感じてしまった

自分を受け入れるようにしています。


陰性感情を持ってしまうというのは、

患者さんに対して「本当はこうあってほしい」

そのような思いがあるからこそ、

そうならない時にイラっとする。

こんな風な流れで、

陰性感情を感じるのです。



陰性感情を感じることは

期待の裏返しだと捉えるのです。



これは学生指導や後輩指導でも一緒だと思います。


学生や後輩が上手く育たず

つい怒ってしまったり、

イライラしたり、

そのような陰性感情を感じる時

それは、学生や後輩に対する

「こうあってほしい」という期待

それが上手くいかない時に

陰性感情を持つのです。


ですので、まず陰性感情を持ってしまった自分を

まずは認めて

その上で本当は相手にこうあってほしい。

本当はこうなっていてほしい。

と考えます。


自分が本当は何を望んでいるのか?

それを考えてみるのです。

「本当は○○して欲しかったけど、、、

本当は○○という結果を望んでいたけど、、、

患者さんが消極的でリハビリに取り組んでくれないので、

イラっとした。」

こんな風に本当に望んでいたことと、

今の現状とのギャップがどうあるのか

これについて考えてみます。

そして、これについて考えてみるだけで、

相手に感じていた陰性感情が治まる事が多いのです。



なぜなら、案外、この本当は「こうあってほしい」という

この思いというのは、

無意識に潜んでいて、自分でも気づかない場合もよくあるからです。

相手に期待していること

が表面化する前に

イラッとする。

このような陰性感情が先に出てくる。

こういうことって多いです。

ですので、陰性感情が出てきた時は、

まず本当は自分は相手に何を望んでいたのか?

これについて考えてみるようにしています。


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