リハビリに消極的な患者さんに対して、他スタッフの風当たりが強いです。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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今回からは、

リハに消極的な患者さんとの関わり方というシリーズで

今日を含めて4回にわたり書いていきたいと思います。


さて、今回は、

「リハビリに消極的な患者さんに対して、他スタッフの風当たりが強いです。」


このような相談について考えていきます。

リハビリの現場では、

消極的な患者さんに出会う時もあります。

そんな時に、

「あの患者さん全然やる気がなくてダメね。

甘えんのよ。」



なんていう風にその方について

否定的な面ばかりをいうスタッフがいます。

私は、たとえ消極的な患者さんがいたとしても、

消極的になるには、患者さんのなりの理由があるわけだし、

消極的なところがあったとしても、

その人がなんとか頑張ってやっていることを

評価するような職場を作りたいなと思っています。


では、このような消極的な患者さんに対して、

周りのスタッフの風当たりが強い時はどうしたらいいでしょうか?

まず初めにできることとして、

いかにその患者さんが、

消極的とは言っても、

これだけは頑張ってやっている。

そういう行動を見つけて、

自分だけでなく、他スタッフにも

伝えることだと思います。


「○○さんはここはできないけど、

こういうところはできますよね。」

そんないいところを、見つけて他スタッフに伝えるように意識します。


これだけで、簡単に風当たりが変わるわけではありませんが、

どうやったら、この人のいいところが引き出せるだろう?

そして、他のスタッフにも伝わるだろうか?

そんな観点で情報共有をしています。


昔全然リハビリに参加しない患者さんについて、

他職種とカンファしたときに、

「確かにリハビリはあまりやりませんが、

ご飯の時や薬の時はしっかり自分からホールに来ますよね。

これって自分のことはなんとか自分でやろうと努力しているんではないでしょうか?」

と伝えた事がありました。

相手は

「まあそれはそうだけど、、、」

と言う感じでしたが、

こういうコミュニケーションを

地道にコツコツ続け、私はこの人いいところを見ている


それを伝え続けていくことが

大切かと思っています。


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