リハビリに拒否的な患者さんとどう過ごしていいのかわかりません。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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前々回、前回と、

リハに消極的な患者さんとの関わり方というシリーズで

4回にわたり書いています。


さて、今回は、


「リハビリに拒否的な患者さんとどう過ごしていいのかわかりません。」


こういったテーマについて書いていきます。


リハビリに拒否的な患者さんとリハビリをしている時、


時間が立つのが長く感じることがあります。


必要なリハビリを進めても、

取り組んでくれなかったり、


かといって、


理由を聞こうと話をしても、あまり話をしてくれない場合、


セラピストは、その患者さんと同じ時間を過ごすことが、


苦しく感じらることもあります。

このような患者さんは、

本来なら、1対1の関わりにこだわるより、


集団での活動や、他患者さんも交えた関わりの中で、


変化が出てきたりすることも多いものです。


例えば、集団で他の患者さんがやっているゲームやレクレーションを、

外から見ている時に声をかけると、


会話が弾んだり、活動に参加したりという場面が

見られることもあります。


また、セラピストが1対1で話しかけるより、


生活の中で、他患者さんから話しかけたりすると、応じている様子が見られたり、


介護士や看護師さんが何気ない話をすると応じていたりと、

そういう場面が見られることもあるものです。



ですので、1対1の関わりにこだわるよりも、

このような集団の中で関わりや生活の中での関わりから、


患者さんが、やってくれそうなものを見つける事ができるのではないでしょうか?



しかし、そうは言っても、施設の都合上、

診療報酬や介護報酬の都合上、


必ず1対1での関わりをしないと、


いけない事も現場ではよくあります。

我々セラピストにとっては、


患者さんとセラピストが20分なり40分なりを


二人で時間と場所を共にするというのは、


あまり不思議な関係性ではないかもしれませんが、


一般的に考えると、家族でも友達でもない人と20分なり40分なりを、


同じ時間と場所を共有することを強いられる関係性というのは、


実はかなり特殊な関係性と考える事もできます。



そして、その関係性も

患者さんは「よくなりたい」

セラピストは「よくしたい」

そのような共通の目標を持てる時に、


この特殊な関係性は必然性が出て来るのですが、



このような共通の目標を持てない時、


20分なり40分なり同じ時間と場所を患者さんとセラピストが


共有しなくてはならないというのは、


かなり不自然で強いられた関係性と考えることができます。



ですので、このような方に対して、

1対1である一定時間リハビリとして関わる場合、


まずはどのように、この強いられている関係を


いかに自然で、お互いリラックスして過ごすことができるか?


まずそのような視点で考えてみると良いのではないしょうか?


二人で何をしていたら、

時間を共有できるか?


時間を共有するためのことを考えます。



ROMやマッサージ、散歩、風船バレーなどそういったものが多い気がしますが、


とにかく自分も患者さんも

まずはある一定時間リラックスして過ごせる


そう言った活動を探します。


とにかく二人で同じ時間と場所を過ごすことが心地いい。


そのような活動です。


あとは、とにかく相手を誉めることを意識します。

相手にリハビリについてのモチベーションが十分にない時は、

とにかく誉めることです。

服装でも髪型でも、

年齢でもなんでも誉めるようにしています。

とにかく自分と過ごすことが心地よいと思ってもらうことが

重要です。

相手も自分もお互い時間と場所を共有することが

心地良い。

そんなコミュニケーションを意識しています。


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