患者さんに興味がないわけではないけど、何を聞いていいのかわからなくなります。 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「患者さんに興味がないわけではないけど、

何を聞いていいのか、わからなくなります。」

このような相談をいただくことがあります。



何を隠そうこの悩み。

実は、私がまだ若かりし頃、

臨床実習に行った時に

よく悩んでいたものでした。


バイザーの先生から

「もっと患者さんに興味・関心を持って

あれはどうかな?

こういうところはどうかな?

と想像してみて、、、」

そんな風に叱咤激励をされていました。

なぜ、このようなフィードバックを受けていたのかというと、

きっと自分が患者さんについて

通り一遍のことしか考えられなくて


もっといろんな視点で疑問を持って関わってほしい

そういうことだったのではないかと

今から振り返るとそう思います。


ただ、この人に対して、

興味を持つ

とか

関心を持つというのは

案外人に教えるのは難しいものです。

人に対する興味とか関心っていうのは、

自分の内側から湧き出てくるものですからね。

なのでそういう感情を

人に起こさせるというのは

難しいのです。


さて、今回のblogであげた

「患者さんと何を話せばいいのかわからない。」

これはどういう場面かと言いますと、、、

患者さんと一緒にいて、

何を話せばいいのかわかない。

何を聞いていいのかわからない。

そういう状態のことです。

例えば、一緒に何か歩行練習をしていたり、


何か一緒にリハビリなどの訓練をしていて、

とか、そういう場面。


なんだか話すこともなく

お互い無言になってしまったりすることもあります。

別にお話しすることがいいわけでもなく

寡黙に黙々とやるのがいい場合もありますが、、、、

ただ。そういう何気ないリハビリの場面で、

ポロッと患者さんが大切なことを話してくれることもあったりします。

なので、一緒にいる時に何気ない会話から、

大切なことを聞くって

結構大切だと思うんですよね。



これをするために

私が大切だと思うことは、

何が患者さんにとって大切な話なのか?


それを自分がわかっていることかなって思います。

自分自身がどんな話を患者さんから聞きたいと思っているのか


そういう自分の興味関心をはっきりさせておく。


そういうことです。


私は作業療法士なので、

職業柄か、患者さんの昔の作業歴を聞くのがとても好きです。

例えば、昔の仕事歴とか趣味とか、スポーツとか

そういうことをよく聞いて、

その人の“人となり”を探ったり、

何か今からでもできることを探ったり、

そういう会話につなげたいなと思っています。



だけど、こういう風に人の作業歴を聞きたい。

そんな風に人に対する興味関心が決まってきたのは、

臨床にでて、しばらくしてからでした。

また自分が作業療法についてあれこれ学んだり本を読んだりして、

人の作業について関心を持つようになったからです。

患者さんの話を聞く時にも

「作業」についての話を聞くことに

関心がいくようになったのです。


だから、何を言いたいかというと、

患者に興味を持つためには

自分なりの関心領域というか、

人についての自分なりの関心領域を

開拓しておくことが大切かなと思うのです。

なので、患者さんについての興味を深めたり、

会話の糸口を増やしたりするには、

自分なりの人の見方についての、

興味関心を持つことかなって

思っています。



こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー

セミナー情報はこちら