「患者さんとの会話が1問1答みたいになって続かない!」
このような相談をいただくことがあります。
3月のblogは、シリーズもので書いていこうと思っています。
3/1からのblogは
患者さんとの会話をテーマに書いていこうと思います。
今回は、患者さんとの会話が1問1答みたいで続かない。
そんな時のコミュニケーションのコツです。
「○○さん今日はいい天気ですね?」
「そうですね。」
「○○さんのご出身はどこですか?」
「埼玉です」
「今なにか困っていることありますか?」
「特にないですね。」
例えば、、、こんな感じで、
患者さんが1問1答で答えてきて、
それ以降、向こうから話を振ってくることもないし、
盛り上がらない。
そんな時、どうするか???
まあ、無理に話を盛り上げようとしない方がいいかとは思います。
別に盛り上がればいい。
盛り上がらないとダメ。。
というわけでもないですし、、、
ただ、もう少し何気ない会話の中で、
なんとなく話しやすい雰囲気を作れたら、
相手も何か自分の思っていることを
ポロっと話をしてくれるんじゃないかなー
って思ったりもします。
先月のメルマガで
話しやすくする会話のテクニックとして、
ラポールを紹介しました。
バックトラッキング
ミラーリング
ペーシングという
3つのテクニックを紹介しました。
バックトラッキングというのは、
相手の言葉を繰り返したり、
相手の話を要約して、返す。
ミラーリングというのは
相手の姿勢や動作を真似する。
ペーシングは、相手の声のトーンや速さを合わせる。
というものです。
このバックトラッキング、ミラーリング、ペーシングを
とにかく意識してやってみると、
話をしやすくなる雰囲気を作ることができます。
先ほどの1問1答のコミュニケーションであっても
まずは相手の答えてくれた答えを
バックトラッキングする。
例えば、
「出身はどちらですか?」
「埼玉です。」
「埼玉ですか!」
こんな感じです。
ミラーリングは、
相手と同じような姿勢をとることに注意を払ってみるといいです。
相手があまり話をしないんであれば、
自分が、何を話そうかということよりも、
相手の姿勢をよく観察することに意識を使います。
相手が足を組んだら、自分も同じように組んだり、
相手の姿勢の傾きをよくみて、
自分も同じくらい姿勢を傾けてみたりします。
それくらいじっくり相手のことをよく観察してみると、
相手に合わせようっていう気持ちが出てきます。
そして後はペーシングです。
ペーシングでは、相手の声のトーンを合わせるのを注意します。
相手が低いトーンで話していたら、
なるべく自分も同じくらいに合わせます。
相手があまりテンションが低いからといって
自分が盛り上げようとテンション高く話しかけると
相手は話しづらさを感じます。
ですので、相手に合わせます。
ちょっとしたことですが、
そういうことで、
話しやすい雰囲気ができてきます。
こう書いても、
そんなことくらいで、
1問1答でしか話してくれない人が、
話してくれるようになる
とは思えないかもしれませんが、、、
まあ、やってみてください。
なぜ、そういうかと言いますと、
「この患者さんとは話が続かないなー」
そう思う時
どうやったら話が続くのか?
に意識を持っていくより、
相手に合わせようと意識を持つことで、
意外な気づきを得られることがあります。
それは
「あれ相手の呼吸にあわせてみようとしてら、
案外相手の呼吸が浅いことに気づいた!」
とか
「相手がとても窮屈そうな姿勢をしていることに気づいた!」
とか
そういうことだったりします。
そういう気づきから新たな会話の糸口が見つかることもあります。
こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。
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