「苦手な人(患者さんや上司)の前だと落ち着いて話ができません。」 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「苦手な人(患者さんや上司)の前だと落ち着いて話ができません。」



このような相談をいただくことがあります。

人前で話をする時など、


自分の中に落ち着きを作り出す方法として、

「COACHステート」というものがあります。

COACHというのは、

下記の言葉の頭文字をとったものです。

Centered センタリング

Open オープン

Aware 気づき

Connectedつながり

Holding 包み込む

一つずつ説明しますと、

centeredまず自分の中の中心を感じ、


Open自分の心と体を開くような状態を作ります。

その上で、

aware周囲の環境で起こることや

自分の中に起こることあれこれに気づきが起こる感覚を感じます。

そして、

connectedつながりを感じ、

holding 自分の中に起こる感情を包みこむ。

そのような感覚を感じるのです。

これだけ読むと

なんのこっちゃ?

という感じかもしれませんが、

この5つの感覚を感じれるように

目を閉じたり、

体をリラックスさせた状態を作ったりすることで、

この感覚を意識するというやり方があります。



苦手な人と話をする時

大切なことは、

何を話すか?

その内容以上に

自分がどんな状態で話をするのか?

それが大切です。

いかに話す内容があったとしても、

とっさに自分が

焦ったり、

ドギマギしたり、

頭が真っ白になってしまっては、

言いたいことも言えなかったり、

相手の質問に適切に

答えられなくなったりします。


だからこそ、自分の状態を良い状態に

すること大切なのです。



ここで紹介した、COACHステートというのは

自分を良い状態にするための一つの方法です。


COACHの頭文字に従って、

自分の状態を意識して

整えていく。


そんなやり方です。

私は、臨床でこのCOACHステートを

よく使います。

大事な会議の前や、

苦手な人とのコミュニケーションの時。

また、言いづらい事を人に言わねばならない時など。

そうしています。

何度かやってみていつも思うのは、

話す内容も大切だけど、

それ以上に自分の状態がどうなのか?

それが大切だなということです。


COACHステートの反対で、

良いパフォーマンスが出せない状態を

CRASHステートとよびます。

これは

Conteraction 縮小

Reaction 反応

Analysis Paralysis 分析と麻痺

Separation 分離

Hurt and Hatred 傷と憎しみ

の頭文字です。

Conteraction 縮小というのは、

自分がなんだか縮こまっているような状態。

Reaction 反応

というのは、ちっちゃなこととか何でもかんでも反応してしまうような
ビクビクしたような状態

Analysis Paralysis 分析と麻痺
は頭で考えてしまい、感じることなく麻痺するような感覚。


Separation 分離というのは、心の身体が分離してちぐはぐになってしまうような感覚


Hurt and Hatred 傷と憎しみというのは、傷ついてたり、憎しみの感情があったり、そんな感覚です。

こういう状態にいると、

良いパフォーマンスを発揮できません。

まずは、苦手な人を前にした時、

自分がCRASHの状態にいることに

気づくことが大切で、

それに気づいたらすぐに

自分の中にCOACHステートを作り出せるように

意識しています。



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