患者さんの微細な変化に気づくにはどうしたらいいでしょうか? | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

現役の作業療法士が、リハビリ職のためのやる気を高めるNLPコミュニケーション術をお伝えいたします!NLPを用いたコミュニケーションセミナーを行っています!

「患者さんの微細な変化に気づくにはどうしたらいいでしょうか?

発話の少ない患者さんとのやりとりに悩んでいます。

あまり自分の思いや考えを話してくれない患者さんと関わる時

どのように相手の思いや微細な変化に気づくにはどうしたらいいでしょうか?」




このような相談をいただくことがあります。

患者さんの微細な変化に気づくために、

「カリブレーション」というスキルがあります。

カリブレーションというのは、

相手のことをよく観察するということです。


観察というと、なんだ当たり前じゃないか?

と思いますが、

カリブレーションでする観察というのは、


相手の表情、視線の位置、姿勢、肌の色、足の組み方、手の動かし方。

など、視覚を使って観察するもの。

相手の声のトーン、話す速さ、間の取り方など聴覚を使って観察するもの。

があります。



私は特に、

姿勢や視線、手の動きや足の位置は

よく注意して観察するようにしています。

その様子を見ていると、

相手の状態がつかめるようになってきます。


例えば姿勢というのは、

相手の姿勢が縮こまっていたり、

傾いていたり、

逆に体が開いて、楽に座っているのか?


そういったところを見ます。

実際に相手と同じような姿勢を取ってみると

相手の今の心理的状況が想像できたりします。



姿勢が縮こまっている時は、

思考も働きづらいし、

気持ちも落ち気味になることが多いです。


また、手の動きもよく見ます。

手がよく動くときは、

何か話が乗っているときですし、

腕組みをして話しているときなどは、

気持ちは防衛的で、あまり心を開いてくれない場合なんかも多いです。

こんな風に、カリブレーションをすることで、

相手の非言語からいろいろなことを読み取ろうとしています。


非言語から読み取れることは実はいろいろあります。

言葉で話すより、正確性はないですが、

相手の姿勢や動作、非言語的な情報から、

もしかしたら、こんな状態なのかな?

と想像できることはたくさんあるのです。

そのようなことを繰り返していると、

少しずつ相手の微細な変化にも気付きやすくなるのではないでしょうか?


こんな感じのメルマガを週2回のペースで書いています。

他にも読んで見たい方。

下記リンクから登録よろしくお願いいたします。

メルマガ登録はこちら

次回セミナー情報
平成31年3月31日(日)
自分の想いを探るワークショップ
ー説得力のあるコミュニケーション力を身につけて仕事をスムーズにするー

セミナー情報はこちら