「マニュアルを欲しがり、自分から仕事に食らいつこうとしない後輩の指導に困っています。」
このような相談をいただくことがあります。
新人や後輩の指導をする時に、
なんでもマニュアルを欲しがる人に出会う時があります。
対人関係の仕事なので、
ある程度、臨機応変に対応してもらいたいところもありますが、
新人さんなど仕事に慣れない方は、
マニュアルを欲しがったりすることもあります。
私も昔、訪問の仕事を、
後輩に引き継ぐ時に、
「これは、マニュアルないんですか?」と何度も聞かれて
少し困ったことがあります。
私自身マニュアルもない中で、
手探りで仕事をしていたので、
マニュアルなんて作っていませんでしたし、
人に引き継ぐ機会もなかったので、
マニュアルを作ることなんて
頭になかったのです。
また、マニュアルを作ってしまうのは、
自分のやり方を押し付けるような気がして、
嫌だったのです。
マニュアルに縛られず自由に
好きなように仕事をしてみたら?
そんな思いで、いたのですが、
今になって考えて見ると
その対応は不親切だったなあと
と反省しています。
仕事のやり方には、
人によって違いがあります。
ここでは、
「オプション型」
「プロセス型」
と2つのタイプをご紹介します。
これは、人が行動を起こす時、
「つねに新しい可能性や選択肢を求める」事に
モチベーションを上げるタイプの人と
「あらかじめ決められた手順で進もうとする」事に
モチベーションを上げるタイプの人と
いるのです。
前者をオプション型
後者をプロセス型といいます。
マニュアルがない中で
自分のやり方を見つける事に
モチベーションを上げるタイプの人も(オプション型)いるかと思いますが、
マニュアル通りにやる事でモチベーションを上げるタイプの人も(プロセス型)いるのです。
オプション型とプロセス型の
人間は大体約1:1の割合でいると言われています。
私がオプション型で、後輩に
「自分のやりかたでやってみてはどうか?」
「その方が仕事もしやすいし面白いのでは?」
と提案しても
後輩がプロセス型であれば、
そんなことはモチベーションが上がるどころか、
不安を掻き立てられるだけなのです。
そう考えると、
いろいろな後輩に対応するには、
マニュアルもあって、
参考にしてもいいし、
その中で自分なりに工夫してみてもいい。
それくらいの緩みを持った教えかたの方が
どんな人に伝わりやすいし、
モチベーションが上がるのでしょうね。
マニュアルを作ったりするのは、
ちょっと面倒くさい作業ではありますが、
あった方が教えやすいこともありますし、
自分の業務の整理もできることがあります。
最近は私はマニュアル推進派です。
そういうところで言えば、
自分もオプション型から
少しずつプロセス型の仕事の仕方の
楽しさもわかってきたのかもしれません。
どっちのやり方もいいところがありますので、
どちらの要素も自分に取り入れて、
幅の広い人になりたいものですね。
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