「職種間での価値観・考え方の違いをどう解消したら良いでしょうか? 」 | 作業療法士杉長彬(すぎながあきら)のやる気を高めるコミュニケーション

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「職種間での価値観・考え方の違いをどう解消したら良いでしょうか? 」


このような相談を受けることがあります。


リハビリの仕事をするセラピストは

看護師や医師、ケアマネ、介護職、事務職などなど

様々な職種の方と一緒に働くことがあります。

リハビリ職同士でもPTとOTとSTでは、

考え方やバックグラウンドが違います。

そんな他職種とのやりとりで、

職種が違うからこそ

価値観や考え方が違って、

コミュニケーションがうまくいかない。

そう感じることがある。

このような経験をしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?


私が日頃よく感じること。

私は作業療法士なのですが

看護師さんとのやりとりです。


看護師さんの中には、

リスクについての意識が高い人が多く、

そこで、職種間での価値観の違いを

感じることが多かったです。

作業療法士がやろうとしていることについて、

一つ一つ

「危ないんじゃないか?」


「もし事故があったらどうするんだ?」

などなど懸念する声を

あげる人と

どのようにコミュニケーションをとって、

納得して仕事を進めていくか?

よく考えていました。


私はこのような時、

大切なことは

最初に挙げた事と逆説的かと

思われるかもしれませんが、

意見の違いを

職種が違うからと

ひとくくりにしないこと

だと思っています。




看護師とリハビリ職だから

価値観や考え方が違うのだ。

と考えると、

もしかすると、

現実と少し状況が違うのかもしれません。


それは、看護師さんの中にも

自分と同じような考えをする人も

いるかもしれないからです。


どんな価値観や考え方の違いも、

職種の違いで捉えるのではなく、

自分とその人との意見が違う。

そのように捉えたほうが、

対象をちゃんと捉えられます。

自分と相手と

意見どこがどう違うのか?

すり合わせられる部分はないのか?

と考えられるのです。


その上で、意見の合わないその人と

しっかりコミュニケーションをとり、

相手の考えをよく理解しようとして、

自分の言いたいことも伝えていく。


そういう腹をわったコミュニケーションを取れるように

することが大切なのではないでしょうか?



なぜ、こんなことを言うかというと

現場では、ついついひとくくりにしたがります。

「看護師は○○だから、、、」


とか


「ケアマネは○○だから、、、」

とか

そうやって職種でひとくくりにして、

他職種連携の難しさを

語りたがるのですが、


そのように現実を捉えていると、

見えるものが見えなくなる。

それが先ほど書いたように

他職種の中にも、自分に近い考え方の人もいるし、

自分と考え方が違う人もいるからです。

また、自分と意見が違うと思われる人の中にも、

ここは意見が同じだ。

と言える部分もあれば

ここは意見が合わない。

そういう部分もあるからです。



他職種連携では特にそういう風に、

相手の価値観や考え方をよーく聞いて

ここは価値観が合わないけど、

ここは一緒だね!

そういうすり合わせをすることが大切だと考えています。


だからこそ価値観が合わない時

「ああ職種が違うからなー」って

結論付けちゃうと、

それ以上相手の考えを聞こうとしなくなるんじゃないかな?

って思うのです。


なので、職種の違いではなく

人と人の考え方の違い。

そう捉えてコミュニケーションを深めていきたいものだな

と考えています。



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