「維持期の患者さんとのリハビリでモチベーションを保つコツはなんでしょうか?」
このような相談を受けることがあります。
維持期や生活期と言われる患者様とのリハビリでは、
目に見えるような効果や変化が出づらいことも多く、
患者様もセラピスト自身も
モチベーションを保つことが難しい時があります。
このような時私は
まずセラピスト自身がモチベーションを保つ工夫をすることが
大切だと考えています。
維持期のリハビリで、
セラピスト自身もモチベーションを
保つことが難しくなる時とは
どんな時でしょうか?
それは、自分の提供しているリハビリが
どのような効果を出しているのか?
どのような変化をうみだしているのか?
それがわかりづらくなった時
モチベーションが下がるのです。
自分のやっている事の意義がわからなくなってしまう。
ということです。
自分は確信を持って、
これがいいのだと
思って、リハビリメニューを考えていても、
はっきりした効果が見えなければ、
その確信が揺らいできてしまい、
モチベーションが保てなくなる。
そういうことが起こりえます。
こんな時、自分自身の持っている
時間の意識を少し長くしてみることを提案します。
人間というのは、みな
「タイムライン」といって
時間の意識を持って生きています。
どれくらい先の未来を想定して、
今の物事に取り組んでいるか?
というような感覚です。
維持期のリハビリで
セラピスト自身がモチベーションを保ちづらい時
それはもしかしすると、
時間の意識を短く持っていて、
短い「タイムライン」を想定していて、
もっと早くわかりやすい効果を
出したいと思って焦っている場合があるのです。
セラピストとしては、
もっと早くわかりやすい効果を出したいのに、
思ったように早くわかりやすい変化が現れないので、
不全感を感じるのです。
自分のやっていることに自信も持てず
モチベーションがダウンしてしまう。
ということです。
ですので、このような時は
もっと先の未来に効果や変化が出ることを
想像して、今のリハビリを考えてみてはどうでしょうか?
自分の持っている
「タイムライン」を長くして
今の仕事を考えてみるのです。
維持期の方と関わる時には
ある意味でそのような
「気長さ」が大切だと思います。
タイムラインを長く想定して、
今想定しているよりもっと先の未来に
うまくいっているイメージを想像するのです。
そして、その未来の良いイメージを持って
今の関わりを振り返ってみると、
今自分の取り組んでいることの意義が
自分でもわかってくるのではないかなと思います。
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